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TOBLOG コラム: 2017年3月
寝る子は育つ、悩む子も育つ
こんにちは。TOB塾スタッフの三上です。
本日は塾生からお悩み相談を受けました「睡眠」についてのお話です。
▲ 睡眠。それは心身を休め、育てるために動物がとる自然な行動…
かつてマズローという学者が唱えた「欲求五段階説」というものがあります。
基本的な欲求を満たさない限り、その先の高度な欲求は満たせないという説です。
(例:ちゃんと睡眠をとってないと、友達と遊ぶ気力もわかない。など)
つまり不眠症をきっかけに、様々な欲求不満が連鎖する可能性があるわけです。
なお睡眠や食事は生活の土台であり、そうした土台に働く欲求を生理的欲求と言います。
寝る事も食べる事も忘れて何かに打ち込むと、脳や身体は調子を狂わせてしまいます。
遊びによる睡眠不足、金欠による食事不足、現実に様々なケースが考えられます。
とりわけ食べたいが食べられない、眠りたいが眠れないといった状態は深刻です。
ある塾生は、毎晩のように悩みや考え事が頭をよぎり、眠れない日々を繰り返していました。
本人に「寝たい」という意志はあるものの、目がさえて眠れない深刻な状態です。
こうした状態が長期間続くと、「自分は眠りたくても眠れない」といった無力感を招きます。
件の塾生も、趣味のスケボーで身体を疲れさせるなど、自助努力はしています。
しかしそれでも不眠が解消されず、かと言って他の策もないために苦心していました。
そこでどうすればこうした望まぬ不眠を解消できるのかを共に考える事にしました。
「○○を試したけれどダメだったので手詰まり」を防ぐべく対策の数で勝負することに。
対策その1 眠れない → 眠れる への状況転換
■ 眠れないことをしない(消去法)
・入眠6時間前から、エナジードリンク等でカフェインを摂取しないようにする。
■ 眠りやすい状況をつくる(積極法)
・ホットミルク、白湯、蒸しタオルなどで入眠直前の体温を上げる
・深呼吸し、眠っている自分をイメージする
対策その2 眠れない原因の分析と、原因ごとの対処
■ 原因
・身体が疲れても入眠できない … 身体とは別に、頭や心が活発に運動している
・明確な悩み事がある … 自分の人生の事、したい事はなんなのか?
・悩みが循環しやすい … 眠れない、と言う現象自体が悩みになってしまう
■ 対処
・思考を遮断する … 本を読むなどし、脳を考え事以外に集中させて消耗させる
・とことん悩みぬく … 納得がいくまで考え、悩みに答えを出してしまう
・ルールを決める … ○時以降は考えるのを禁止して、次の日改めて考える
話し合って考えていくと、こうした具体的な対策がいくらか見えてきました。
ただ不眠の原因と言うのは人それぞれですので、これらは決して普遍的な対策ではありません。
実際に個人の置かれている状況や不眠の原因に合わせ、個別に考えていくしかなさそうです。
例えばどう考えても病理的な不眠が疑われる場合は、専門医師にかかった方が良いなど。
さておき、こうした悩みを誰かと一緒に考えると、状況を客観的に見直すことが出来ます。
対策や改善策を編み出し、実際に行動してみるといった流れを作り出すことが出来ます。
睡眠=自己管理の問題ではありますが「自己管理=絶対自分一人ですべき」とは限りません。
「自己管理=セルフプロデュース」と捉えれば、他人の視野を取り入れるのは自然な事です。
このようにTOB塾では「塾生と一緒になって考える」と言うスタンスを大切にしています。
もちろん病気なら医者、資格なら養成所、餅は餅屋という考え方は時に必要となります。
そうした専門的な選択肢も正確に伝えつつ、塾生には自分の意志で行動してほしい。
そうした思いを込めて、これからも不眠の解消へ向けて一緒に頑張っていきたいと思います。
本日は塾生からお悩み相談を受けました「睡眠」についてのお話です。
▲ 睡眠。それは心身を休め、育てるために動物がとる自然な行動…
かつてマズローという学者が唱えた「欲求五段階説」というものがあります。
基本的な欲求を満たさない限り、その先の高度な欲求は満たせないという説です。
(例:ちゃんと睡眠をとってないと、友達と遊ぶ気力もわかない。など)
つまり不眠症をきっかけに、様々な欲求不満が連鎖する可能性があるわけです。
なお睡眠や食事は生活の土台であり、そうした土台に働く欲求を生理的欲求と言います。
寝る事も食べる事も忘れて何かに打ち込むと、脳や身体は調子を狂わせてしまいます。
遊びによる睡眠不足、金欠による食事不足、現実に様々なケースが考えられます。
とりわけ食べたいが食べられない、眠りたいが眠れないといった状態は深刻です。
ある塾生は、毎晩のように悩みや考え事が頭をよぎり、眠れない日々を繰り返していました。
本人に「寝たい」という意志はあるものの、目がさえて眠れない深刻な状態です。
こうした状態が長期間続くと、「自分は眠りたくても眠れない」といった無力感を招きます。
件の塾生も、趣味のスケボーで身体を疲れさせるなど、自助努力はしています。
しかしそれでも不眠が解消されず、かと言って他の策もないために苦心していました。
そこでどうすればこうした望まぬ不眠を解消できるのかを共に考える事にしました。
「○○を試したけれどダメだったので手詰まり」を防ぐべく対策の数で勝負することに。
対策その1 眠れない → 眠れる への状況転換
■ 眠れないことをしない(消去法)
・入眠6時間前から、エナジードリンク等でカフェインを摂取しないようにする。
■ 眠りやすい状況をつくる(積極法)
・ホットミルク、白湯、蒸しタオルなどで入眠直前の体温を上げる
・深呼吸し、眠っている自分をイメージする
対策その2 眠れない原因の分析と、原因ごとの対処
■ 原因
・身体が疲れても入眠できない … 身体とは別に、頭や心が活発に運動している
・明確な悩み事がある … 自分の人生の事、したい事はなんなのか?
・悩みが循環しやすい … 眠れない、と言う現象自体が悩みになってしまう
■ 対処
・思考を遮断する … 本を読むなどし、脳を考え事以外に集中させて消耗させる
・とことん悩みぬく … 納得がいくまで考え、悩みに答えを出してしまう
・ルールを決める … ○時以降は考えるのを禁止して、次の日改めて考える
話し合って考えていくと、こうした具体的な対策がいくらか見えてきました。
ただ不眠の原因と言うのは人それぞれですので、これらは決して普遍的な対策ではありません。
実際に個人の置かれている状況や不眠の原因に合わせ、個別に考えていくしかなさそうです。
例えばどう考えても病理的な不眠が疑われる場合は、専門医師にかかった方が良いなど。
さておき、こうした悩みを誰かと一緒に考えると、状況を客観的に見直すことが出来ます。
対策や改善策を編み出し、実際に行動してみるといった流れを作り出すことが出来ます。
睡眠=自己管理の問題ではありますが「自己管理=絶対自分一人ですべき」とは限りません。
「自己管理=セルフプロデュース」と捉えれば、他人の視野を取り入れるのは自然な事です。
このようにTOB塾では「塾生と一緒になって考える」と言うスタンスを大切にしています。
もちろん病気なら医者、資格なら養成所、餅は餅屋という考え方は時に必要となります。
そうした専門的な選択肢も正確に伝えつつ、塾生には自分の意志で行動してほしい。
そうした思いを込めて、これからも不眠の解消へ向けて一緒に頑張っていきたいと思います。
(一般社団法人new-look) 2017年3月 9日 21:13
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