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TOBLOG コラム: 2017年5月

子育て × 高校中退 という現実


こんにちわ。TOB塾 学生ライターの足立です。

「子育ては大変」という言葉を聞くと「なんとなく」大変な気がしますよね。
でもお母さんたちにとっては、なんとなくどころではなく「ホント」に大変なはず。




「子どもっていいな〜」としみじみ思う間もないほどの忙しさ。
泣く、ぐずる、言うことを聞いてくれない…、ハプニングと試行錯誤の連続。
物事が思うように進まないストレス、周りからは見えない苦労、不眠、不休…。

実はTOB塾にも、子育てに奮闘しながら勉強しているシングルマザーの塾生がいます。






シングルマザーの塾生って?

 

シングルマザー - 大辞林 第三版より抜粋
未婚の母。離婚・別居・死別などの理由で子どもを一人で養育している母親。

シングルマザーとひと口に言っても、人それぞれに複雑な事情を抱えています。
父親と別れた理由、親戚との関係、職業や学業、お金のこと、たくさんの問題があります。
一般家庭でさえ子育ては大変ですから、シングルマザーの方々の苦労は想像を絶するものです。

塾生の彼女もまた、複雑な事情をもち、沢山の問題に悩まされてきたシングルマザーの一人です。
幸いにも彼女は一部の親戚など、理解のある人たちと友好な関係を築くことができました。
そうして将来を前向きに考え、様々な情報に触れていく中で、あるサービスの存在を知ります。


それがTOB塾が提供するPACサポートというサービスです。

 




PACサポートってなに? 普通の塾とどう違うの?



PAC(パック)は " Parent and Children[親と子]" の頭文字。
その名の通り、子育て中のお母さんが、親子で一緒に通塾できるサービスです。
高校中退したお母さんが、子育て中に高卒認定資格を取得することを目標にしています。
専門学校・大学入試など、高卒認定資格を取得した後の進路も相談可能です。

お母さんが講師とマンツーマンで勉強している間、別室では保育者がお子様を預かります。
TOB塾では専属保育士の指導に基づき、お子様の安全に配慮した環境を整えています。

なので安心してお母さんは勉強に集中することができるという仕組みです。

また、人見知りや、塾内の環境に不慣れなお子様のために、慣らし保育も行います。
入塾直後は、お子様の不安を軽減できるよう、お母さんと同じ部屋で保育者が見守ります。

このようにPACサポートは親子双方に配慮したサービスですので、安心してご利用いただけます。

前述の塾生も、高認試験合格に向けて日々勉強と子育てに奮闘している真っ最中。
また大学進学などその後の進路についても、しっかりと相談をしながら進めています。

 




PACサポートを利用している塾生の声

親子のよりよい将来を目指して、子育てと勉強の両立を応援するPACサポート。
そんなPACサポートを利用している塾生からは、こんな声をいただいています。
 

塾へ来る前は、通信校を見学したり、好きが活かせる美容学校を検討したり。でもどこへ行っても周りとは年も状況も違うし…馴染める気がしなくて。
大学にもいつか行けたらな…そんなことも夢みたいに思ってました。
でもこの塾の存在を知ったとき「ここなら私もやれるかも」と思ったんです。

通い始めて半年を迎えた今、やっぱり勉強も子育ても大変です。けれど今は前向きに進んでる実感があって。この塾があってよかったなと、感じています。

こうした塾生からの嬉しい声を聞くと、少しでも力になれてよかったと感じられます。
また世の中にはPACのようなサービスを必要としている人もいるという確信が持てました。

しかしその反面、実際にサービスを運用してみると、不充分な点も見えてきます。
結論から言うと、PACサポートには2つの大きな課題があるのです

 




課題① 孤立している人へ、もっとサービスを届けたい!

重大な事実として、シングルマザー問題に対してまだまだ私たちは無力です。

塾生の彼女がPACサポートを発見し、利用できたのは、周りの人の応援があったからこそ。
でも世の中には理解者や応援者に恵まれず、孤立しているシングルマザーが沢山居ます。
私たちが提供するPACサポートの利用者は、まだ現在1組だけ…。
この現状と、シングルマザーの孤立しやすさとは、決して無関係ではないはずです。

シングルマザーがよりよい人生を歩むためには、周囲の理解と応援が必要不可欠です。
 

  • 本当にお金がなくて、有料サービスを利用できない人が沢山居ます。
  • 仕事・家事・育児に時間を奪われて、人と話す時間すらない人が沢山居ます。
  • 市役所やインターネットで何を調べればよいのか知らない人が沢山居ます。
  • 親戚とも断絶し、友達とも遊ぶことができず、家に閉じこもる人が沢山居ます。

どうか皆さん、こうした人たちにPACサポートやTOB塾のことを伝えてください。
当事者に心当たりがなくとも、口コミや話題にしていただけるだけでも結構です。


お金の都合で勉強とか受験はちょっと…、という人でも相談は無料で利用できます。
何か私たちTOB塾が力になれることが、わずかでもあるかもしれません。

高校中退・子育てという二重のハンデに苦しむ人たちの人生の選択肢を広げたい。
余裕のある暮らしへと向かっていけるような道を切り拓きたい、と私たちは考えています。

 



 

課題② お母さんを待つ子どもが楽しい時を過ごせるように ──



PACサポートは今年から利用者があり、本格的に始まりました。
ですのでまだまだ規模は小さく、塾講師1名と保育者1名の2名体制で提供しています。

目標へ向けた授業のクオリティ、保育の安全性については一定水準を保っております。
しかしお子様がお母さんを待つ間に触れられる絵本やおもちゃなどは、まだまだ不足しています
勉強と育児に奮闘するお母さん、そのお子様の健やかな成長のために、皆様の暖かいご支援が必要です。

ご家庭の不要な絵本・幼児向け玩具などがございましたら、寄付のご協力をよろしくお願いいたします。
ご支援いただける方は、直接TOB塾までお持ちいただくか、宅急便にてご発送ください。
(※恐れ入りますが、郵送の際は送料のご負担をお願いしております。)
住所は以下の通りです。皆様のご支援・こ協力を心よりお願い申し上げます。
 

連絡先:
TOB塾 〒663-8032 兵庫県西宮市高木西町14-6
tel/fax 0798-56-7139 (またはホームページ問い合わせフォームまで)


「高校中退に関わるすべての若者が、自分らしい生き方を見つけるためのキッカケを作る」

これが私たちTOB塾の掲げる理念です。
今後も私たちはこの理念の実現に向け、サービスと発信の向上に努めて参ります。
どうか皆様の暖かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 


 
 

【告知】シンポジウムの開催および登壇について



このたび、TOB塾とも親交のあるシングルマザーの支援団体「NPO法人しんぐるまざぁず・フォーラム・関西」様が主催するシンポジウムが、6月25日、大阪府豊中市で開催されます。
そのシンポジウムに出演するゲストスピーカーとして、TOB塾代表 山口真史が登壇することとなりました。
TOB塾(PACサポート)を通じたシングルマザーとの関わり事例の紹介、事例を踏まえたシングルマザーに関する問題提起などを展開していきます。
ご興味がおありの方、PACサポートを応援してくださる方は是非この機会に当シンポジウムへご参加ください!

 


NPO法人しんぐるまざあず・フォーラム・関西
設立12周年記念シンポジウム

シングルマザーの自立支援に向けてできること
ー 就労支援の現場に学ぶ ー

日時:6月25日(日)13時半〜16時

場所:とよなか男女共同参画センターすてっぷ
   阪急宝塚線豊中駅下車1分 エトレ豊中 5階

内容:Ⅰ.問題提起
     
    <出演>
    一般社団法人new-look代表
    山口 真史
     
    豊中市市民協働部くらし支援課 若者・就労支援担当主幹
    濱政 宏司
   
   Ⅱ.グループワーク、参加者との意見交流

参加費:会員 300円、非会員 500円

託児所:前日までの申込制。ひとり 300円(会員無料)

問合せ:NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西
    TEL/FAX 06-6147-9771
    E-mail: smfkansai@orange.zero.jp
 


 


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