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子育て × 高校中退 という現実


こんにちわ。TOB塾 学生ライターの足立です。

「子育ては大変」という言葉を聞くと「なんとなく」大変な気がしますよね。
でもお母さんたちにとっては、なんとなくどころではなく「ホント」に大変なはず。




「子どもっていいな〜」としみじみ思う間もないほどの忙しさ。
泣く、ぐずる、言うことを聞いてくれない…、ハプニングと試行錯誤の連続。
物事が思うように進まないストレス、周りからは見えない苦労、不眠、不休…。

実はTOB塾にも、子育てに奮闘しながら勉強しているシングルマザーの塾生がいます。






シングルマザーの塾生って?

 

シングルマザー - 大辞林 第三版より抜粋
未婚の母。離婚・別居・死別などの理由で子どもを一人で養育している母親。

シングルマザーとひと口に言っても、人それぞれに複雑な事情を抱えています。
父親と別れた理由、親戚との関係、職業や学業、お金のこと、たくさんの問題があります。
一般家庭でさえ子育ては大変ですから、シングルマザーの方々の苦労は想像を絶するものです。

塾生の彼女もまた、複雑な事情をもち、沢山の問題に悩まされてきたシングルマザーの一人です。
幸いにも彼女は一部の親戚など、理解のある人たちと友好な関係を築くことができました。
そうして将来を前向きに考え、様々な情報に触れていく中で、あるサービスの存在を知ります。


それがTOB塾が提供するPACサポートというサービスです。

 




PACサポートってなに? 普通の塾とどう違うの?



PAC(パック)は " Parent and Children[親と子]" の頭文字。
その名の通り、子育て中のお母さんが、親子で一緒に通塾できるサービスです。
高校中退したお母さんが、子育て中に高卒認定資格を取得することを目標にしています。
専門学校・大学入試など、高卒認定資格を取得した後の進路も相談可能です。

お母さんが講師とマンツーマンで勉強している間、別室では保育者がお子様を預かります。
TOB塾では専属保育士の指導に基づき、お子様の安全に配慮した環境を整えています。

なので安心してお母さんは勉強に集中することができるという仕組みです。

また、人見知りや、塾内の環境に不慣れなお子様のために、慣らし保育も行います。
入塾直後は、お子様の不安を軽減できるよう、お母さんと同じ部屋で保育者が見守ります。

このようにPACサポートは親子双方に配慮したサービスですので、安心してご利用いただけます。

前述の塾生も、高認試験合格に向けて日々勉強と子育てに奮闘している真っ最中。
また大学進学などその後の進路についても、しっかりと相談をしながら進めています。

 




PACサポートを利用している塾生の声

親子のよりよい将来を目指して、子育てと勉強の両立を応援するPACサポート。
そんなPACサポートを利用している塾生からは、こんな声をいただいています。
 

塾へ来る前は、通信校を見学したり、好きが活かせる美容学校を検討したり。でもどこへ行っても周りとは年も状況も違うし…馴染める気がしなくて。
大学にもいつか行けたらな…そんなことも夢みたいに思ってました。
でもこの塾の存在を知ったとき「ここなら私もやれるかも」と思ったんです。

通い始めて半年を迎えた今、やっぱり勉強も子育ても大変です。けれど今は前向きに進んでる実感があって。この塾があってよかったなと、感じています。

こうした塾生からの嬉しい声を聞くと、少しでも力になれてよかったと感じられます。
また世の中にはPACのようなサービスを必要としている人もいるという確信が持てました。

しかしその反面、実際にサービスを運用してみると、不充分な点も見えてきます。
結論から言うと、PACサポートには2つの大きな課題があるのです

 




課題① 孤立している人へ、もっとサービスを届けたい!

重大な事実として、シングルマザー問題に対してまだまだ私たちは無力です。

塾生の彼女がPACサポートを発見し、利用できたのは、周りの人の応援があったからこそ。
でも世の中には理解者や応援者に恵まれず、孤立しているシングルマザーが沢山居ます。
私たちが提供するPACサポートの利用者は、まだ現在1組だけ…。
この現状と、シングルマザーの孤立しやすさとは、決して無関係ではないはずです。

シングルマザーがよりよい人生を歩むためには、周囲の理解と応援が必要不可欠です。
 

  • 本当にお金がなくて、有料サービスを利用できない人が沢山居ます。
  • 仕事・家事・育児に時間を奪われて、人と話す時間すらない人が沢山居ます。
  • 市役所やインターネットで何を調べればよいのか知らない人が沢山居ます。
  • 親戚とも断絶し、友達とも遊ぶことができず、家に閉じこもる人が沢山居ます。

どうか皆さん、こうした人たちにPACサポートやTOB塾のことを伝えてください。
当事者に心当たりがなくとも、口コミや話題にしていただけるだけでも結構です。


お金の都合で勉強とか受験はちょっと…、という人でも相談は無料で利用できます。
何か私たちTOB塾が力になれることが、わずかでもあるかもしれません。

高校中退・子育てという二重のハンデに苦しむ人たちの人生の選択肢を広げたい。
余裕のある暮らしへと向かっていけるような道を切り拓きたい、と私たちは考えています。

 



 

課題② お母さんを待つ子どもが楽しい時を過ごせるように ──



PACサポートは今年から利用者があり、本格的に始まりました。
ですのでまだまだ規模は小さく、塾講師1名と保育者1名の2名体制で提供しています。

目標へ向けた授業のクオリティ、保育の安全性については一定水準を保っております。
しかしお子様がお母さんを待つ間に触れられる絵本やおもちゃなどは、まだまだ不足しています
勉強と育児に奮闘するお母さん、そのお子様の健やかな成長のために、皆様の暖かいご支援が必要です。

ご家庭の不要な絵本・幼児向け玩具などがございましたら、寄付のご協力をよろしくお願いいたします。
ご支援いただける方は、直接TOB塾までお持ちいただくか、宅急便にてご発送ください。
(※恐れ入りますが、郵送の際は送料のご負担をお願いしております。)
住所は以下の通りです。皆様のご支援・こ協力を心よりお願い申し上げます。
 

連絡先:
TOB塾 〒663-8032 兵庫県西宮市高木西町14-6
tel/fax 0798-56-7139 (またはホームページ問い合わせフォームまで)


「高校中退に関わるすべての若者が、自分らしい生き方を見つけるためのキッカケを作る」

これが私たちTOB塾の掲げる理念です。
今後も私たちはこの理念の実現に向け、サービスと発信の向上に努めて参ります。
どうか皆様の暖かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 


 
 

【告知】シンポジウムの開催および登壇について



このたび、TOB塾とも親交のあるシングルマザーの支援団体「NPO法人しんぐるまざぁず・フォーラム・関西」様が主催するシンポジウムが、6月25日、大阪府豊中市で開催されます。
そのシンポジウムに出演するゲストスピーカーとして、TOB塾代表 山口真史が登壇することとなりました。
TOB塾(PACサポート)を通じたシングルマザーとの関わり事例の紹介、事例を踏まえたシングルマザーに関する問題提起などを展開していきます。
ご興味がおありの方、PACサポートを応援してくださる方は是非この機会に当シンポジウムへご参加ください!

 


NPO法人しんぐるまざあず・フォーラム・関西
設立12周年記念シンポジウム

シングルマザーの自立支援に向けてできること
ー 就労支援の現場に学ぶ ー

日時:6月25日(日)13時半〜16時

場所:とよなか男女共同参画センターすてっぷ
   阪急宝塚線豊中駅下車1分 エトレ豊中 5階

内容:Ⅰ.問題提起
     
    <出演>
    一般社団法人new-look代表
    山口 真史
     
    豊中市市民協働部くらし支援課 若者・就労支援担当主幹
    濱政 宏司
   
   Ⅱ.グループワーク、参加者との意見交流

参加費:会員 300円、非会員 500円

託児所:前日までの申込制。ひとり 300円(会員無料)

問合せ:NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西
    TEL/FAX 06-6147-9771
    E-mail: smfkansai@orange.zero.jp
 


 


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新学期がしんどい人のためのサバイバル法

そろそろ学校の夏休みが終わる時期。
新学期が近づいてくるにつれ、学校に行きたくない、という気持ちが大きくなってくる人もいるかもしれませんね。はっきりとした理由がある人も、ただなんとなくの人もいるでしょう。

学校に行く、という決断と同じくらい、学校を休む、という決断にも勇気がいります。でも、その勇気が必要なときも、きっとあると思います。この時期を生き抜くサバイバル法は、自分はここにいてもいい、と思えるところを見つけることかもしれません。

TOB塾には中学・高校に行けない人、行かない人、通信で学ぶ人…色々な人がいます。でもそれだけが塾生を表す言葉じゃない。絵がうまい人、優しい人、ダンスが好きな人…。もっと色々な言葉でそれぞれを表すことができます。
不登校であっても、学校や家に居場所がなくても、それだけがあなたではないはず。今はまだ出会っていないだけで、もっと広い視野であなたを捉える人が、本当はたくさんいます。

TOB塾を、あなたの選択肢のひとつと考えてもらえませんか?
実際にTOB塾に来なくても、学校辞めてもここがある、と心の中で思ってもらえるだけでもいいです。
中退のこと、通信のこと、不登校のこと。なんだかよく分からなくてもやもやしている方は、お話もできますよ。

メール・電話はこちら(1番速く対応できます)
https://www.new-look.jp/inqfm/general/

Twitterはこちら
https://twitter.com/tob_newlook

YouTubeはこちら
https://www.youtube.com/channel/UC3LoW6t3qR0T8ZX7j6cmmnQ/featured

高認願書の入手方法4つ(令和元年第2回ver.)

こんにちは!毎日暑いですね!安部です。

さて、第1回の高卒認定試験まで10日ほどとなりましたが、実は第2回高卒認定試験の願書配布が始まっています!
まだまだだと思ってたら受付期間が終わっていた…なんて声も聞きますので、早めに願書を手に入れることをオススメします。
(塾生のみなさんには第1回終了後に配布しますのでご安心ください)

願書ってどうやってもらうの?という方向けにご説明を。
※令和元年第2回の説明ですので、令和2年以降に受験の方は最新情報をお調べください。

①直接受け取りに行く
直接受け取りに行くと送料などがかからないので、近くに配布場所がある方は、直接受け取るのがオススメ。
下のリンクから各地域の配布場所が見られますので、チェックしてみてください。
令和元年第2回高卒認定試験の願書配布場所

②パソコンまたは携帯で
送料などがかかりますが、時間を気にせず手軽に頼めます。
くわしくは下のリンクから。
テレメール資料請求受付サイト

③電話で
こちらも送料などはかかります。
電話番号などくわしくはこちら。
令和元年第2回高卒程度認定試験受験案内

④TOB塾で
外部の方への配布もしていますので、受け取りに行けるよ、という方はぜひ。

それぞれの送料や受付期間などは、下のサイトでご確認ください。
令和元年第2回高卒程度認定試験受験案内


願書を手に入れたあとの手続きに関しては、こちらの動画を見てみてください!
高認願書の手続き(new-lookちゃんねる)

覚え方は人それぞれ

こんにちは。安部です。

最近、受験や高認を控えた塾生から、英単語が覚えにくい…世界史の用語が覚えられない…なんて話が何度か出てきました。
暗記力は、勉強はもちろん、バイトでメニューや値段を覚えたりするときにも役立ちますよね。少し検索すると、この暗記法がベスト!みたいな方法もたくさん出回っています。でもそんな状況だからこそ、どの方法でやればいいの?と感じている塾生が多いような気がします。
そこで、暗記の仕方について少し考えてみました。



どんな方法がある?
まず暗記をするためにはどんな方法があるか。英単語を覚える場合を例に、思いつく方法を挙げてみました。
・読む
・書く
・見る
・聞く
・使う(例文をつくる)
・アプリ(クイズ形式)
書く聞くなどは、何回もするのか、1回だけじっくりするのかによっても違いますよね。

あなたは何派?
じゃあ実際どの方法で覚えていこうか、となると、「どれがおすすめですか?」という声が聞こえてきそうですが、本当に人それぞれです。
でも受験生だと端から全部試す時間はなかったりしますよね。そんなときは、「これだったらやってもいいかな」というものからやってみてもらうこともあります。
気がのらないことは長続きしないもの。気がのる方法で長く続けた方が効果が高いこともあるんです。

固定概念を捨てて
さっき少し触れましたが、書くという作業だって、絶対に何十回何百回としないといけないわけではありません。大きい字でノートいっぱいに英単語をひとつ書くだけでも、それで覚えられるなら何の問題もないはず。
学校で勉強していると、単語テストがあったり単語練習帳の提出があったりしますが、TOB塾ではそういったことは強制しませんので、ここで学んでいるメリットを生かして自分が1番だと思える方法を追求してもらえたら、と思っています。

暗記についてはnew-lookちゃんねるのこちらの動画でも紹介しています!
自分に合った暗記法を探そう
わたしのおすすめ英単語暗記法

いじめ不登校とTOB塾と

こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。
実はTOB塾には昨年度末まで、大阪府の公立高校でネットいじめの被害を経験した塾生がいました。その学校は府内でも有数の進学校で、彼は人一倍勉強してやっと合格することができたそうです。


「これから学校で学びたいことが沢山あったのに」
 
入学当初は将来への期待に胸を膨らませていた彼ですが、そんな矢先にツイッターなどSNSを利用したネットいじめに遭い、彼の期待は最悪の形で裏切られたのです。
入塾当初はPTSD(心的外傷後ストレス障害)から活字を見ることもできなかった彼ですが、塾では畑作業で身体を動かしたり、講師や他の塾生たちと話したりしながら、本人の必死の頑張りもあり、2年近くをかけて勉強ができる状態へ回復きました。
 
いじめ被害によって奪われた学習の権利を取り戻したいという思いから、学校長との交渉を続けた結果、入塾から1年目にはTOB塾の授業が、その公立高校で使用できる単位として認められました。これにより彼は同校を卒業することはできたのですが、単位が認定されただけでいじめは認定されないという状態が続いていました。
しかしついに先日12日、同校でツイッターなどによるネットいじめがあったことを認めた第三者審議会の報告書が大阪府教育委員会から公表されました。

 
NHK関西 WEB版「府立高校生不登校 いじめ認定」


▲クリックで記事の詳細が開きます(※掲載期間は1週間です)
 
 
これによって彼がネットいじめによって学習の権利を奪われたこと、それにより不登校になったことが、正式に事実として社会へと発信されたことになります。
私たちもこの発表を受け「学校に行きたくても行けないときに勉強できる場所・学校外の居場所」として、私たちにもできることがあるんだということを、もっとしっかりと発信していきたいと思っています。
 
どうしても学校へ通うことができない場合には、学校長と交渉することによってTOB塾の授業を学校の単位や出席として認めてもらうことができる。こうした実例をもっと多くの人に知ってもらいたいと思います。また、こうした単位認定の取り組みは全国で行われていて、私たちに限らず各地の前例もたくさんあるのです。
 
この記事をお読みの方で、いじめによって学校に通うことができなくなってしまった学生をご存知の方、悩んでいる親御さんをご存知の方、どうかこういった場所も世の中にはあるんだということ、相談できる窓口があるんだということを伝えてあげてください。また、そういった学生に心当たりがない方も「こういう場所が必要だ」と思ったり、私たちの取り組みに賛同してくださる思いがあれば、どうかこの情報を拡散してください。

前途ある若者たちが理不尽な出来事から学びの機会を奪われることがないよう、どうか皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

TOB塾の秋!読書の秋!

こんにちは、学生ライターの益永です。
今回は読書の秋!ということで、かなり唐突ですが書籍を紹介します。
個人的に塾生にも読んでほしい3冊。興味と時間があれば是非どうぞ!

 


おすすめ書籍その1 ─ 「失はれる物語」 乙一 著
 
目覚めると、すべての感覚がなくなっていた ───
 
いつもと変わらない通勤の道中、居眠り運転のトラックに衝突された男。
目覚めたとき、男の身体からは右腕の皮膚感覚を除いてすべての感覚が失われていた。
 
ピアノに長けた妻は、やがて見舞いのたび男の腕を鍵盤に見立て演奏するようになる。
音楽に疎かった夫だが、妻の指の動きから感情のわずかな機微さえ感じとりはじめた。
演奏を通して伝わる妻の苦しみ、身体の不自由な自分が、妻の自由を奪うことへの自責。
そうしてある日、男は、自分が妻にできるたった一つのことを思いつくのだが…
 
ある日突然、すべての感覚を奪われたら?
当たり前のことが、当たり前でなくなったとき、人は何を思い、どんな決断をするのか。
そんな普段の生活では考えないようなことを、改めて考えるきっかけをくれる小説です。

 


 
おすすめ書籍その2 ─ 「真夜中のパン屋さん」 大沼紀子 著
 
「パンはなあ、いつでも、誰にでも平等に美味しい食べ物なんやで」
 
放任主義の母に育てられ、高校生にしてまたもや住むところをなくした希美。
そんな折に、深夜だけに営業する珍しいパン屋に居候することになった。
 
営業時間が特殊なパン屋ゆえに、買いに来るお客さんも変わった人ばかり。
引きこもりの脚本家に、虐待疑惑がある小学生…
希美はパン屋の仕事を手伝うなかで、様々な事情を抱えた人々と出会う。
心を閉ざしていた希美も、人々との関わりの中で少しずつ笑顔を取り戻していく。
 
帰る家はあっても、どこかやり場のないストレスに誰もが悩まされる十代の季節。
そんな年頃の苦しさをそっとすくって「わかるよ」といってくれるようなお話です。

 


 
おすすめ書籍その3 ─ 「君が笑えば」 小手鞠るい 著
 
気づいたら、ここにいた ───
 
ジャズピアニストの少女と、世界中を飛び回るカメラマンの青年。
かつて恋に落ちた二人が、様々な人や場所、偶然を重ねて再会する物語。
 
まだ幼い頃の少女が、旅立つ彼を追ってコスタリカへ渡航する場面の描写は秀逸の一言。
故郷しか知らない少女が、恋の力に突き動かされ、たった一人カリブ海を渡る躍動感。
まるでページごしに目を刺してくるような、光り輝くコスタリカの空と海との青さ。
 
「エネルギーさえあれば人はどこへでも行ける」
 
幼い瞳を輝かせてカリブ海を望む少女の姿は、読む人をそんな気にさせてくれます。
胸の奥にある海外への強い憧れ、広い世界への好奇心をくすぐられるお話です。
 
また、主題はロマンスですが、周囲の魅力的な登場人物も見どころのひとつです。

 


 
以上、学生ライター益永おすすめの書籍3冊の紹介でした!
少しずつ秋の深まりを感じる今日この頃。冬まではまだまだ時間がたくさんあります。
生活のなかで本に触れられるお時間があればぜひ、読んでみてください!それでは!

メールや電話、対面での相談も無料です。いつでもお問い合わせください!0798-56-7139 / 受付時間 受付時間 10:00~21:00(土~17:00)