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塾生インタビュー

R.Tくん(龍谷大学入学)



―TOB塾を知ったきっかけは?
多分インターネットで調べたんだと思うのですけど、2年前なのでさすがに忘れました。
ただ、僕元々通信制高校のサポート校を利用していて、そちらを辞めて代わりの塾を探していたのは覚えています。行ってたところはめちゃくちゃ優しかったんですけどあんまり勉強を見てくれなかったし学費も高くて、それに居心地も良くなかったし。サポート校の方では人と関わるようにイベントにずっと声かけてくださっていたのですが、この高校の期間はそういうのはいいって思ってたから、断るのが気まずくて。
TOB塾に来て最初山口さんが話してくれたんですけど、ここだったら勉強見てくれるかなって思いました。
 
―学習やるためにって感じやってんね。
とは言っても、家で全然やってなかったし、学習習慣もなかったので2年生の頃はTOB塾に来る週2回の授業時間だけが勉強をやる時間でした。
それ以外の時間はアルバイトやったり、趣味のイベントに行ったり。
授業も雑談半分、勉強半分。この頃は家から定期的に外に出る習慣をつけるために通っていたところもあります。
 
―2年生の終わり頃に人が変わったように急にスイッチ入ったけど、どんな心境の変化があったん?
元々は芸大に行こうって思っていました。将来イベントの企画などに携わりたいなって。受験勉強もほとんどせずに入れるし。
ただ、コロナが流行ってからイベントが軒並み潰れていって、イベント関係での就職を考えていたから不安もあったし、芸大って施設使用料が高いこともあってオンライン授業になったらもったいないし、受験勉強をする方向で考えるようになりました。
やるんだったらもうこれはビリギャル的勉強やっていいとこ目指すしかないなって。
 
―本当に0からの学習だったよね。つらくなかった?(こちら的にはストイック過ぎて少し心配していました。)
思っているより辛くはなかったですが、戻りたいとは思わないです(笑)
勉強から逃げている期間もトータルで2~3か月分くらいあったと思います。勉強する形には入っているのにスマホ触ってるだけで1日が終わったり。
 
―後期試験までもつれ込んだけど頑張りの成果が出てよかったです。入学して約1ヶ月半経ちますけど今はどうです?
実は入ってから1週間くらいは仮面浪人も考えていました。関関同立以上の学校を目指していたので。
ただ、同じように関関同立落ちしてる人や国公立落ちしてる人など境遇似ている人が多くて話は盛り上がるし、大学のコロナの対応も良いので今では龍谷気に入っています。
大学の友達と受験勉強やった話とかめちゃくちゃ盛り上がって、受験勉強やっててよかったなって本当に思います。
 
―最後に、これからやられる方に何かメッセージがあれば。
3つあります。
1点目は、(辞めた後の状況など)つらかったら今より悪い時はないって思うことです。学校辞めたら自分でそう気持ちを持っていくしかないので、これ以上悪くならないように行動しようって気持ちが大切かと思います。
2点目は、目標は高く、2個上くらいを目指す気持ちが大事です。大学受験をやって感じましたが、志望校のレベルで学習していても通らないです。滑り止めで妥協した結果、志望校に落ち着くくらいのところを。同級生の話を聞いていても、龍谷大学に一般入試で来ている人の中で龍谷大学第一志望0人説があると思えるくらい滑り止めの人ばかりです。
最後に、僕が家にいるとダメだったというのもありますが、勉強じゃなくても何かした方がいいです。アルバイトしたり、ライブに行くとかでも。家にいる方がいいって人もいると思うので、これは絶対にではないですが。
 
―何かやってたら大学入学後に話題にもできたりしますので、友人作りのうえでも大切ですね。ハードなスケジュールの中、今日はありがとうございました。
 
 
インタビュー後記
インタビュー中授業の話はあまり出ませんでしたが、スイッチが入った後、授業は自分では進めにくい科目を無理やりやる時間にして、また定期的な間隔で来るのを利用して自学で落ち込んだり乱れたりした気持ちをリセットする場として活用されていました。
受験勉強に向けてアルバイトなども辞めると、人と関わる時間が少なくなるので、話して息抜きする場としても使われており、直接担当しているわけではなかった私自身も夜によくお話していたのを覚えています。
高校を辞めた時のつらかった時などのお話も聞いていた分、こうして明るく今が楽しいです!というお話が聞けて良かったです。

Y.Kさん(大阪の通信制高校入学)



―TOB塾を知ったきっかけは?
元々別の個別指導の塾に通っていたのですけど、予習がしんどかったのか無理してしまったのか今は忘れてしまったのですがそちらに通えなくなってしまって、でも受験はしたいとはずっと思っていて、その時に以前からこちらのことを知っていた母が紹介してくれました。引き続き今までの塾に行くかTOB塾に行くかの2択になった時にTOB塾に行こうと決めました。

―最初来るのはしんどくなかったですか?また、最初どんな雰囲気でした?
担当の先生方と初めてお会いするドキドキ感は(母とかが思っているほどよりかは)少なかったです。
雰囲気は想像以上に緩い塾らしくない雰囲気でした。
後、めっちゃお菓子くれる!って思いました。(来られたのがハロウィンの頃だったので当時お菓子がたくさんありました。)
最後の方は塾に行ってるのか家に行ってるのか分からなかったです(笑)

―講師と仲良かったもんね。講師とどんな感じで授業進めてました?
理数を担当してくださった先生は、柔らかい雰囲気で授業をしてくれて、解説をしてから問題を解いていく授業らしい授業でした。
問題の演習を増やしてほしいなどの要望も取り入れてくれて、授業の進め方の相談がしやすかったです。
英社を担当してくれた先生は趣味が同じでよく盛り上がりました。
一緒の目線で授業をやってくれて、友達のように授業以外のお話も話しやすかったです。
期間中しんどい時期もあったのですが、そんな時は先生と話しに行こうという気持ちで行っていました。
 
(ちなみに講師2人とも同じ趣味の講師が担当していました。)

―進路について最後の方まで悩んでいたけど、最後どんな感じで決断しました?(本来の志望校である全日制高校と現在の通信制高校)
(3年生の)12月に両方の説明会があって、その時に決めようと思っていました。
全日制の方は4つコースがあって上から3つ目のコースを希望していたのですけど、説明の時にそちらのコースではなく下のコースを勧められて(点数に関わらず上から3つ目のコースには行けないことを伝えられた。)、下のクラスは幅があって自分の力でいけたかどうかも分からないのですごく悩みました。
また、授業についていけるのか、受かるのか、そもそもちゃんと通えるのか、なんかも。
(現在の)通信制の方にも体験授業など行ったりしていて、最終的に自分はこちらの方が通いやすいんじゃないかと思って通信制高校に決めました。

―実際高校に今1ヶ月半くらい通ってるけど、後悔とかある?
1つだけ後悔したことがあって、基本的に週に3回通うのですけど、それとは別に大学受験を目指すコース(+週2回)をとってしまって、授業数回受けて授業ついていくのも大変で、それに課題ややり方など監視されてるようにも感じて、無理だ!と思ってそのコースは辞めてしまいました。
本来は途中で抜けるのはダメなようなのですけど、柔軟に対応してくれて、ありがたいなと思っています。
今は1日行って、ぐったりなので1日休んでまた次の日行くリズムで、今日は無理だと3回ほど休んだこともありますが単位的には大丈夫そうです。
今の高校は授業が2コマ連続で約2時間あるのですけど、TOB塾も同じくらいの時間だったので、その点は事前に慣れていてよかったです。

―ってか週5のスケジュールにしてたんや、そりゃキツイね(笑)(当初は週4回行く形でコース選びをする話を聞いていたので。)通信の選択自体は間違いではなかったようでよかったよ。ちなみに学校の雰囲気はどんな感じ?
(学校はクラス制で)2日目くらいに話せる人は出来たのですが、クラスは静かです。
友達もいるのですが、趣味が一致する人が先輩に1人いるだけなので、もっと話しかけていきたいと思っています。
学校は休みやすい雰囲気なのですが、先日の大雨警報が出た時にこれは行けないと思って休んだんですけど、1/3くらいの人しか休んでなかったみたいで意外とみんなちゃんと来ています。優等生ポジションは無理でした(笑)
まだやるか分からないですけど、今学校に生徒会がなくて、友達が生徒会を立ち上げようという話をしていて、そちらをやるかもしれないです。

―趣味は布教していかないとやね。TOB塾に来て変わったことなんかあったりする?
以前まで完璧主義で、例えば学校のレポートで点数がつくのですけど、これまでだったら100点にしないと気が済まなくて、それができない時は出せないという感じだったのですけど、TOB塾の先生方と接していく中でそこまで完璧じゃなくてもいいかなと思えるようになってきました。60点取れればいいかなって。
TOB塾で授業を休んでしまった時とかもめちゃめちゃ謝ろうと思って次行ったら、全然気にされてなくて、その話題に触れずに趣味の話とか近況報告したりして、気が楽だったです。

―最後に、これからどうするとかある?
今は全然分からないですけど、推薦とかを使って大学受験したいなって考えています。心理学にも興味があります。
後、もっと人に頼っていける人になっていきたいなって。

―それ大学でめっちゃ大事なこと(笑)久しぶりに元気な姿見れて良かったです!今日はありがとうございました。
 
 
インタビュー後記
約1年間、全日制の5教科受験ができるように学習を進めておりました。
学習とも自身の限界値ともしっかり向き合って、ギリギリまで悩んで進路の決定をされました。
どっちだからいい、というわけではなく、自分事として考えて選択できることが大切かなと思います。
受験では確かにやってきた学習は使いませんでしたが、今現在中学知識がベースのもと学校の授業が進んでおり、学習面でこれまで取り組んできたことも無駄にはなっていないようです。(中学の復習からスタートするコースと、高校範囲からスタートするコースがある学校で後者のコースに在籍している。)

Y.Kさんは通塾を在籍していた中学校の出席認定する形をとっていたこともあり、保護者様と、中学校の担任の先生や校長先生と、こちらとでいい感じに情報共有しながら役割分担しながら次のステップへのサポート体制をとることができていました。
出席認定に関してましては在籍している中学校に生徒一人一人個別で判断もらう必要がありますので、必要な方は担任の先生に「在外教育での出席認定のことについて」とご相談ください。

N.Nさん(ヒューマンアカデミーe-Sportsカレッジ入学)


―TOB塾を知った経緯は?

母親がホームページで不登校の人に対しての塾があるっていうのを知ってそういうところがあると教えてもらいました。
高2の9月の終わりくらいに(学校に)行けなくなって。当時はだるさもすごくて、俺って生きてて意味がないんじゃという感じになっていました。高3で今の通信制高校に編入して、TOB塾もその通信制高校の卒業単位を取る為のサポートとして通おうと思ったのがきっかけです。

―はじめてTOB塾に行く時の気持ちはどうでしたか?
不登校の頃のことは多少落ち着いてからだったけど、不安で仕方なかった。
小学校中学校の時に良かった先生は女性が多かったので、最初の面談の時に女性でお願いしますとお願いしたけど、1対1で女性に慣れていなかったので物凄く不安でした。話せるかなとか嫌がられないかなとか。

―そっちかい(笑)女性になったけど授業は大丈夫でした?
最初の授業の時から話しやすくて全然、大丈夫でした。
12月までは通信制のレポートを中心に見てもらっていました。前の学校で取れている単位が少なかったみたいで普通の高3より単位が必要だったのでレポートの量が大変でした。特に古文と倫理はきつかったです。レポート提出に1日間に合わないこともあったけど最終的にはオール5で卒業できました。
今の進路に決まって、レポートも終わって1月からは世間話中心にやっていました。



―e-sportsのプロプレイヤーを目指すコースですよね。目指したい人は多いイメージだけど、実際にこの方向の進路で、と決定したきっかけとかありますか?
中2くらいから面白かったので配信などを見ていて、元々メディア系のストリーマーに進むという方向で家族とも話していました。動画配信などを実際にやった中でコンテンツを作るよりも実際にやる方が向いていて、また、ストリーマーからプレイヤーサイドへの転向も可能ということを知って今の進路に決めました。俺ADHDの傾向なんですけど、ADHDでもそういうことできるんだって、自分のプレイ動画を見た人が元気になるようなものになればいいなと思って。

―実際にその道に決めた時に保護者さんの反応はいかがでした?
ストリーマーに進むという方向で決めていた時から家族とは話していて、自分で見つけたやりたいことをやって欲しいと応援してくれていました。それでも最初はそれだったら働きながらという話もあがっていたのですけど、自分の両立ができない特性もあり、この期間だけ一本に絞ってやりたいと、その方面で了解を貰いました。
炎上だけは絶対しないでとお願いされましたけど(笑)

目指したい人が他にもいると思いますが、何かひとことありますか?
1年ただゲームをするという気持ちではダメ。それで飯を食える覚悟と学費が2年で150万であったり1年で200万だったり高額なので本当に覚悟が必要です。(実際彼は教育ローンを組んで行きます。)
まだe-sportsというものが出来て日が浅く、自分は踏み台にされても構わない覚悟です。また時間があれば入学後も経験のお話とかができればいいなと思っています。


インタビュー後記
私自身もゲームが好きでよくプレイしていますが、EVO Japanに出場しているスタッフのお話を聞いてても私にはとても真似できないなと思います。
インタビューの彼の場合、進路の決定までに実際に自分で配信も日常的に行っており、自分主催の大会も開催しており、目指す道の険しさを理解したうえでこの進路を選択されています。また、家庭でもよくコミュニケーションを取っていて、ご家庭からの協力があるのも大きいでしょう。
楽しいばかりの世界ではありませんので、関りの中で実際のところの現実も知って、その上でちゃんと進路の判断ができる環境にしていければと思っています。



N.Tさん(梅花高等学校入学)


ーどうやってTOB塾を見つけたの?

元々通っていた塾があったんですが、学校に行かなくなってから辞めてしまって。不登校向けの塾があったら行きたいっていうのは親に伝えていて、そうしたら親が探してくれて、TOB塾がいいんじゃないかって。普通の塾はしんどいかなって思ってたので、自分もいいなと思ったんです。で、1回来たら通えそうだなって感じだったので通うことになりました。

ーTさんにとって、TOB塾ってどんな雰囲気だった?
あんまりかっちりした塾って感じがなくて、外観も一軒家だったので。結構落ち着いて勉強できるかな、という感じはしてました。

最初は塾に来るのしんどくなかった?
最初は勉強するのがしんどいなって感じでした。でも受験が近づくにつれて、(学校の)授業に出れてない分遅れてるし、追い付かなきゃって気持ちが強くなりました。

受験まであと3か月くらいの時期に入塾したもんね。
最初は(私立中学から私立高校に)推薦であがる予定だったんですけど、他の学校に行こうって決めたのがほんとにギリギリで、12月くらいだったかな。

そしたら入塾する前から受験モードって感じだった?
塾に入ってから(受験モードになった)って感じはあります。塾に入る前は家ではほとんど勉強しなかったので、入ってから受験に向けて備えはじめたかな。家だとなかなか捗らないので、自習室で勉強することが多かったです。

最後に、講師とはどんな関係だったか教えてください。
授業で、最初から最後まで(1時間半ずっと)勉強するってわけではなかったから、(講師とは授業中でも)雑談することも多かったですね。そのおかげで通うのが辛くなかったっていうのはあったかもしれないです。受験前なんかはぎっちり授業ってこともありましたけど。
あとは、分からないとこが聞きやすいというのはありました。1対1で、自分が分からないところに合わせてもらえるので。学校だと授業のあととかタイミングが掴めなくって質問できなかったんですけど、ここでは聞きやすかったです。

S.Sさん(龍谷大学文学部入学)



-TOB塾を知ったきっかけは?
高校2年の時から引きこもっていたんですが、20歳を過ぎたあたりから「そろそろヤバいな」と思い始めて。親からも大学進学を勧められていて、そのための方法を自分でも探してたんですが、よく考えたら自分は高校を途中で辞めたのですぐに大学受験も出来ないし、自分の学力じゃ受験できても合格できないなと思って。勉強しながら大学を目指せるような場所はないものかと、インターネットで調べていたときにTOB塾を見つけたんです。
 
-引きこもっていた頃はどんな感じだった?
アトピーの症状がひどくなってきたのもあって、周りの目を気にして外に出なくなりました。その頃は一人でゲームなどに没頭していた記憶があります。
家にいる時は孤独感がすごくありました。2日に1回くらいのペースで、まだ引きこもる前のこと、外に出て人と一緒に過ごしてた頃の夢を見るようになっていて…
ニートをしていると予定がないし、本当に外に出なくなるんですよね。塾に通い始めてからはアトピーの症状も落ち着きはじめ、毎週「行かないとな」と思って通っているうちに、自然と外に出やすくなった感じです。
 
-初めてTOB塾に行くとき、抵抗はあった?
あったかもしれないですけど、当時はそんなことよりも「とにかくヤバい」という焦りの方が強かったので。抵抗はそんなにありませんでした。
 
-親との関係はどうでしたか?
そこまで親からあれこれ言われることもなく「なんとかなってくれたらいいな」くらいに思われていたように思います。いま思えば、親から受けるプレッシャーみたいなものがなかったので、そこは自分としてはありがたかったです。
 
-高卒認定2ヶ月で8科目合格したけれど、実は勉強得意なのでは?
いや~全然ですよ(笑)。高校も偏差値40くらいの学校でしたし、高1の時は行ってましたけど、授業中は寝てばかりでしたから。
高卒認定試験は実際やってみると、英語と数学だけ除けば、ほかは科目に関わらず基本的な読解力だけで解ける問題が多かったです。自分はもともと本を読むほうだったので、その経験も役に立ったと思います。
でも英語なんかは全然できるほうではなくて。目標は大学受験だけど、中2から学び直さないといけないくらいのレベルでした。


 
-大学受験をやってみて、どうだった?
高卒認定をとって、その後すぐに2ヶ月ほどで大学受験(当時追手門大学と桃山大学)にチャレンジしてみたのですが、大学入試と高卒認定試験とのレベルの違いを痛感しました。
その後は1年間浪人することに決め、ずっと古文と英語と世界史を勉強していたら、なんとか公募制推薦入試で龍谷大学に合格できて。嬉しかったです。
 
-授業や日常のなかで、講師はどんな存在だった?
僕の講師は社会人と大学生の2人なのですが、2人ともタイプは全然違います。違うんですけど、それぞれ自分に合うところがあったんですね。
社会人の方はとにかくしっかりしていて、何から何まで知っている感じで。文法など聞いたことは何でも教えてくれたので、疑問はすぐに解決することができました。英語なんかは中学レベルからの学び直しで大変でしたけれど、わからないことがすぐ聞けるのは本当にありがたかったです。
大学生の方とは趣味が合ったのでよく雑談で盛り上がりましたし、授業以外でも色んなところへ連れて行ってくれたりしました。引きこもっていた時にあった孤独感みたいなのはだいぶ薄れたと思います。
TOB塾に来る前は、アトピーが気になることもあって、人と関わったり人前に立つことに臆病になっていたのですけど、塾にくるたび事務室で出会う人たちもいつも気さくに話しかけてくれたりして、しっかり対人経験を積めたことがよかったと感じています。
 
-受験を終えて、今後はどんなことをしてみたい?
そうですね…(20歳を過ぎているので)お酒を飲んでダラダラしたいですね(笑)。実は最近、親父とも飲みに行ったりしてるんですよ。
これまでは完全に人から言われないと動かないことがほとんどだったけれど、いまは積極的に自分から「やろう」と思って動くことができるようになったと思います。進路についても、去年は経営学部とか経済学部とか受験をしていたのですが、今年になって自分のやりたいことをじっくり考えたときに、何となく思っていたけど、はっきり言語化できなかったことが少し見えてきたりして。NPOとかNGOとか、new-lookでやってることを見て、社会学科を受験してみたりしました。
どんな進路を行くにしても、そんな風に自分で考えて、自分で動けるようになったことがよかったなと感じています。
これからの目標は、ひとまず大学生活をおもいきり楽しみたいなと思ってますね。

I.Hさん(近畿大学国際学部入学)



-TOB塾と出会ったきっかけは?
もともと全日制の高校に通っていたけど、通信制高校の方が自分には合っていると思い、辞めて通信へ行き直した。でも実際通信の授業を受けてみると、全然内容が頭に入らなくて。大学には行きたかったし「勉強せなあかんな」とはずっと感じていた。
少し経ってから「受験勉強始めようと思う」と親と話していたとき、TOB塾のことを知って、それが塾との出会いだった。
 
-TOB塾は自分にとってどんな場所だった?
「勉強せなあかんな」という自分の気持ちを後押ししてくれた場所。通っていると自然とその気持ちを持ち続けられたし、行動につなげることができた。
週1来て、同じような状況の人と話したりするのも楽しかった。もっと家から近かったら、学校代わりに毎日足を運んでいたと思う。
 
-大学生活はどう?
一言でいうと楽しい。今度アメリカへ8ヶ月留学にいってきます!
 
-いまの大学を選んだ理由は?
別に学部とかにこだわりはなくて、スポーツ系の勉強がしたいと思って。あとは英語の勉強だけは楽しかったから。結局近大の国際に。
 
-受験を終えて大学入ってみて感じたことは?
前は自分で自分のことを「なにも頑張ってこなかった(勉強とか、やってたサッカーとかも)」と思ってたけど、いまは受験勉強をがんばれたことで自信がついた。受験はゴールが決まってるし、周りも受けるものだから。


 
-自分なりの勉強方法はあった?
追い込みの期間中はほとんど英語しかしてなかったけれど、捗る日でも1日5時間くらい。家でボーっとしてしまう日も結構あったので、1人で勉強したいときはTOB塾や家の近くのマクドでやるとか、とにかく家の外に出て勉強するようにしてた。
 
-モチベーションの保ち方は?
朝起きたときは「家でも勉強できるんちゃうんか」と思ってしまうけど、そう思っても結局気づいたらダラダラしてしまう。勉強がはかどらないとイライラしてしまうし、家の外に出ることが勉強の面でも気分の面でも大きかったと思う。
しんどいときは受験を終えた先にある楽しい生活をイメージしたり、勉強が嫌になるまではやりすぎないようにしたり。マイペースにコツコツやっていた。
 
-親との関係はどんなだった?
親は自分にはあまり何も言ってこない感じ。高校サボってたときとかも心配されてたとは思うけど、そのときは親のことまで気は回らなかった。もしその時期に親からいろいろ言われてたら(自分でも自分の状況がよくないとわかってるので)すごいイライラしていたと思う。いま思えば、学校へ行ってなかったときに親が自分に何も言ってこなかったのは、無理して行くほうがよくないと親も思ってたからかも。
TOB塾に通うようになって、勉強始めてしまったあとは、親も少しは安心してくれたんじゃないかなと思う。もともと勉強しろとかは言われたこともなかったけど。
 
-いま立ち止まっている人へ、なにかメッセージは?
自分にとって受験勉強はひとつのきっかけ。なんでもきっかけさえあれば、意外と自分自身も状況も少しずつ変わっていくことができるとわかった。自分の場合は「きっと大学は楽しいんだろうな。」と思って、勉強することを通じて一歩を踏み出したけど、実際に受験を終えて大学に通ってみると、やっぱり楽しい。
自分も動き出すまえは、先のことやいまのことは考えてなかったし、考えたくもないと思っていた。勉強も「いつかはするんやろうな」程度にしか思ってなかった。けどいざ勉強を始めてみたら心が落ち着いてきて「前に進んでいってる」と思えた。自分のペースで、自分の目標に向かって行動できたら、あとからそれが自信になるから。一歩踏み出してみてください。

槌谷和真さん(甲南大学文学部入学)



-つっちーにとってTOB塾はどんな場所だった?
塾は第2の家みたいな感じでした。塾には安心して来れるし、毎日塾に来るようになって、お昼ご飯も毎日一緒に食べて、過ごす時間も長かったので。
 
-塾ではどんな過ごし方を?
週2で畑(となりのはたけ)をしていたので、畑のある日は午前に畑、お昼ご飯をみんなで食べて、午後から勉強という感じでした。畑は運動にもなるし、穫れた野菜で料理することもあって、自炊も少しできるようになりました。畑の時間は人と話せる機会にもなるし、畑が無かったら仲良くなってなかった人もいると思います。この一年は人との出会いが少なかったので、とても貴重な時間でした。
 
-勉強は好きだった?
勉強をやり始めるのに、すごくストレスを感じていたし、勉強は嫌いでした。3月・4月はほとんど勉強できていませんでしたが、5月ぐらいからリズムができてきて自習できるようになってきました。
 
-具体的には、どんなことをしてた?
縛るものがないとだらけるので、毎日起きる時間を決めて、体調が多少悪くても塾に行くところから始めました。スタッフとか塾生とかもいろんな事情を持っていましたし、自分のことも知ってもらえているので、本心で気軽に話せるので、毎日来ることが楽しみでした。それもあって、塾に来てからゆっくり調子を整えて勉強し始めることができました。
 
-勉強はどのように進めてた?
少しゆるめに、その日に決めた量をやり切ることを意識しました。それが終わったら好きな教科をやっていくようなスタイルでした。時期によって楽しいと感じる教科にムラがあったので、その日の気分で教科ごと量を決めて進めました。11月からは過去問に取り組んで、少しずつ点数が上がって、それを講師に評価されたこともやる気につながりました。
講師の方からは、模試を受ける前にわざわざ模試の受け方を手書きで作ってもらえたんでそれも日々の勉強に活かせられて良かったです。


 
-TOB塾をどうやって選んだの?
はじめは大手予備校にいくつもりをしていました。PC授業なので、体調にも気を遣わないで行けるだろうと思って。ただ「今のままずっと生きていくのでいいのか?」と言われたときに、体調面も学力面も本当に自分に合った塾を探そうと思ったときに出会いました。
普通の浪人生とは違うこともしたいと思っていたのもあって、塾以外にnew-lookでやっているいろんなことにも興味が出たので「ここなら」と決断しました。
 
-周りの反応は?
親は決断までの時間が短かったこととか、入塾後に畑をやることとか、驚いていました。あと、より明るくなったと言われます。
 
-この一年過ごして最も変わったことは?
完全に人から言われないと動かなかったのが、積極的に自分からやろうと思って動くことができるようになったと思います。進路についても、去年は経営学部とか経済学部とか受験をしていたのですが、自分のやりたいことをじっくり考えたときに、何となく思っていたけどはっきり言語化できなかったNPOとかNGOとか、new-lookでやってることを見て、社会学科を選びました。
 
-どんな大学生活を送りたいですか?
1年間体調不良で高校生活を楽しめてなかったし、勉強も満足にできてなかったという思いがあるので、体調も戻ってきている今、大学生活を存分に楽しみたいです。
大学で部活と勉強に頑張りつつ、new-lookでは支えられる立場から支える立場、塾生からスタッフに変わって活動を続けていきます。

武藤慎吾さん(関西大学社会学部入学)

武藤慎吾さん(関西大学社会学部入学)

-慎吾にとってTOB塾はどんな場所だった?
授業がすごく役に立ったとか、勉強を教えてくれるというよりは、リズムを整えてリフレッシュできるところでした。自分のやり方で勉強を進めたかったので、それがとてもありがたかったです。

-自分で結構勉強できてたもんね。
昔から、短期間の勉強は結構できるなと思ってたんです。そのときだけガッと集中してやるみたいな感じ。でも、長期になるとどうなるか分からなかったので不安でした。実際やってみると、勉強に対する不安とか、将来に対する不安とかいろいろ出てきて、結構難しかったです。

-その辺のリズムを整えるのがTOB塾だったってことね。
そうですね。特に、夏が明けて、受験校への到達度が分からずどんどん不安になっていったときとか、問題は解けるようになってきたけど「本番大丈夫か?」って悩んでた時期とか、とても助かりました。
塾に行ったときは講師と話したりして頑張ろうと思えましたし、自宅で追い込むために途中休塾してた時もLINEや電話がありましたし、塾に「頭の整理手伝うよー」と誘われた機会があったりもしました。そんな感じで本番まで塾に通ったり、家でこもったりしながら進んでいきました。

-受験勉強を最後までやり切れたのはどうしてだと思う?
一番は、"自分でできる範囲の無理"を続けていたことだと思います。あとは勉強しているときに、「周りは関係ないし、やることやっていれば最後はハッピーエンドになる」と信じ続けたこと。合否を考えてしまうと不安になるので、それよりも日々やるべき勉強をやっているかどうかだけを見ていました。そうやって勉強続けてると、最後のほうには「受からんかったら、取らんかった大学が悪い」とまで思ってました(笑)。そういう開き直りも大事だと思います。

-大学で、普通に高校卒業してきた人との違いを感じることはある?
気にするほどの違いはないと思います。むしろ、自分で進路を選んで自分で進んできたという自信はありますし、そのあたりで自分の考えをしっかり持っているという意味では少し違いを感じることもありますね。
逆に、自分は自分、とあまり周りが気にならなくなりました。大学には自分よりできる人もできない人もいろいろいるし、自分が決めたラインができていればそれでいいと思っています。なので、大学の勉強もですが、自分の判断でして、自分が興味のある分野についてもっと考えて動いていきたいですね。

-最後に、TOB塾で印象に残っていることは?
やっぱり一番最初ですかね。高校辞めてから所属もなくフワフワした落ち着かない生活で、何をしていいか分からなくて不安でした。だけど、TOB塾にあっさりと入塾が決まったら、地に足がついた感覚があって、次に進めるイメージを持てました。
あとは、休塾してるのに何度も連絡してくれてたのが、そこに所属してることを確認できてるようでうれしかったです。


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