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【プレス掲載】2019年7月28日産経新聞朝刊

自分らしい生き方の道標に
ひょうごの宝


引きこもりやいじめ、経済的事情などで中学や高校を中退、あるいは不登校になった子供たちは少なくない。そんな子供たちに光を当て、進学や就学支援などを行う一般社団法人「new-look」を6年前に西宮市で立ち上げたのが代表理事の山口真史さん(38)だ。
中退者や不登校生のための個別学習塾「TOB塾」を中心に、高卒認定の取得を目指す一人親の子連れ通塾「PACサポート」、夜の繁華街を巡回し若者の声に耳を傾けるナイトクルージング、歓楽街で働く人の高卒認定取得を支援する「ブルームーン・ラボ」など幅広い活動を行っている。

塾名のTOBとは「Think Outside the Box」の頭文字で、型にハマるな、自由に飛ぼう――と呼びかける「一人一人背景が違う。だからこそ生徒の個性・スタッフの個性を見て1対1で対応する」。スタッフは時間講師やボランティアを含め約20人、塾生は約40人。真摯に向き合うにはそれ以上でもそれ以下でもない「ちょうど良い規模」という。
山口さん自身、周囲になじめず高専を中退。関西学院大から私立高校の社会科教諭となり、担任や学年主任を経験した。「学校の役割は大きいが、規律の枠にはめようとする。では、はみ出した子、やめた子はどうしているのか」
「中退」という枷は重く、就職でも壁ができる。偏見をもたれることも多い。「みなが自分らしい生き方ができるはず」。そんな思いが突き動かした。平成25年に退職、知己に協力を呼びかけ、法人を立ち上げた。

「優しいがゆえに、思春期特有のイライラの矛先が攻撃性や依存性をもって向けられる。許容量を超え、耐えられなくなり、ここにやってくる」。多くの塾生と接するうち、そんな構図が見えてきた。
7月18日、県内を基盤に奉仕活動を続ける団体「国際ソロプチミスト神戸東」から、福祉や文化、教育などの分野で社会貢献する個人・団体を表彰する「クローバー賞」を受賞。若者の将来と向き合い、支援、奮闘する姿が評価された。今は西宮に本拠を置きつつ、地元の奈良市に新たな拠点とTOB塾の設立に向けて動いている。
「自分は教育者とは思わないし、心理学者でもない。でも、一人一人に視点を当て、応援する。『生きていく道はあるよ』と標を立てるだけでもいい」。君は間違ってなんかいない、常識に縛られるな――。脱落したと思われている人たちにエールを送り続ける。(竹室輝之)

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