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TOBLOG 試験・入試情報: 2021年8月

第1回(8月)高卒認定試験の分析

こんにちは。
スタッフの山元です。
 
令和3年度第1回高卒認定試験が終わり、自己採点の結果がポツポツと届き始めてまいりました。
 
問題用紙は持ち帰れますので解答したものにチェックを入れておくとすぐにある程度の結果が分かります。
 
初回で8科目全て取れそうな方も今聞いている段階では2人おり、良い感じの手応えです。
内1人は完全に0からのスタートで、最初学習始める時には2~3回くらいかけて取れるものから取っていこうかとお話していたところからの成長ですので感慨深いものがあります。
ただ、メンタル面から第1回の受験を見送った方もおり、学習や通塾を通して自信につなげていくところがこちらとしての課題かなと感じております。
 
 
普段から分析はしているのですが、そういえば記事では書いたことなかったので(私の手元にある科目分だけですが)今回科目ごとの傾向を書いていきます。
分析は主観です。
 
 
国語(やや難)
大問1は傾向変わらず。大問2,3の話合いや資料読解から解答する問題は健在。選択肢を絞りやすくここまでは易化。
大問4は評論文で哲学的な題材。とっつきにくいだけでなく選択肢も迷うものがあり、苦手な人は相当に難しかったのではないだろうか。
大問5の古文は注釈や後半の会話文を読めば内容読み取りやすく、反対に漢文は圧が強め。
大問2,3で点数を落としてしまった人は厳しい問題だったと思う。
 
 
現代社会(並)
読解問題知識問題のバランスや分量は例年通り。知識問題も日ごろニュースなどに触れていたら聞いたことがあるものであったり、消去法で削れるものであったり。
読解問題で解答ミスがあり、全員に点数が配られたが、普通に解いてたらそれが間違いであることに気づかないものであり、多くの受験生は正解が見つからずに時間を取られたという状態にはならなかったと思う。
題材にツイッターに関する承認欲求の話題があり、慣れ親しんでいてとっつきやすい問題もあった。
過去問でしっかり解き方の対策をしていた人はちゃんと取れる内容であった。
 
 
世界史A(並)
相変わらず出題傾向に偏りがなく広い範囲から満遍なく出題。今回は近代ヨーロッパが少し多い印象だった。
冷戦に絡めてオリンピックに関する時事的な大問もあり。(問題自体はオリンピックはそこまで関連していない。)
出来事の流れや時代が掴めていると正解を知らなくても消去法で解答に持っていける問題も多かったが、学習量が少なくケアレスミスも多い人には厳しかったのではないか。
これさえやっておけばというものがなく、やはり満遍なく対策していくのが吉。
 
 
地理A(並)
出題、レベル感とも変化なく。大問1の1にがっつり知識問題がきたので前から順番にやっていくと面食らったのではないかと思う。そこだけスルーしていけば後は平凡な問題の数々。
大問5の今年の都道府県は群馬県。問題自体には直接関係はないが、ここが関西の回はやはり関西からしたらやりやすい。
現代社会同様過去問でしっかり解き方の対策をしていた人は取れる内容であった。
 
 
数学(やや易)
傾向に変化なく。大問2の不等式の文章題は計算しなくても見たら答えが思い浮かぶボーナス問題であった。
大問5の図形と計量は久しぶりに三角関数表から角度を読み取りにいく問題が出題。問4,5も長さを計れない出題であった。(問5の正五角形の面積を求める問題は、三角形の高さを概算で読み取れたら公式知らなくても正解に持っていけるものはであった。下の写真参照。)
過去問で2次関数とデータの範囲が理屈分からなくても答え導けるようになっていたら合格点は狙いやすいレベル。

 
科学と人間生活(やや易)
物理の光の単元は一見複雑そうに見えて問題自体簡単なものであった。生物の動植物と光、地学の災害部分も易化。
化学の材料の範囲も過去問通りであったり、常識的に考えれば分かる問題も含まれており、例年より優しめ。
過去問の周回が出来ていたら初めて見る問題は少なかったと思う。
 
 
地学基礎(難)
どの大問をとっても深く聞いてくる出題の割合が高く、難化。解答速報による平均点もかなり低め。可能性としては低いが35点合格も僅かながらあるのではなかろうか。
さらっと1周やった程度では太刀打ちできなかったと思う。
ケアレスミスはあったものの共通試験地学基礎の過去問で7割程度取れていた子も4~50点ギリギリラインで驚いた。
数値を正しく暗記できているかと確認させる問題が多く、学習中に出てくる数値はだいたいでもいいので頭に入れておく必要がある。
 
 
英語(やや易)
出題傾向に変化はなく、例年通りの問題。
大問7の長文が留学中のホストマザーを紹介するスピーチで、中学知識単語でも十分読解しやすい内容であったため、最後まで手を付けることができた人は合格点取りやすかったのではないかと思う。
学習期間の短い人は取る問題、捨てる問題の取捨選択ができることが大切。時間オーバーで触れなかった人はキツイ。
 
 
 
全体的に過去問通りではあるけれども、世界史、理科基礎など取りづらい科目は甘くないなという印象。
今回見てはいませんが、日本史も例年通り難しく、地学並みの点数だったようです。(日本史は毎回合格点40を切ってるイメージ。)
理科基礎は生物が少し易しかったよう。センター試験のように地学が取りにくい形で安定するのか、今回は難しかったから次回は易しくなるのか、読みづらいところではあります。(とはいえやれば点数伸びる科目なので、好きのものをやるのが一番良いです。)
 
毎回1日目に読解中心の科目がどーっときて、疲れたところに数学が入る流れなので、全科目を受けるのであれば通しで実力を発揮できる体力をつけていくのも大切です。

今回の問題と令和2年度のものはありませんが、公式でインターネットから過去問をダウンロードできますので、高卒認定気になります方はまずはそちらをやってみるのもありです。

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/1421021.htm

 

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