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続・絵で生計を立てたい!
本日は前々回のエントリー「絵で生計を立てたい!」の続報をお送りします。
あのインタビューから一週間後、とうとうやってきた芸大の試験日。
そして受験後に過ごした二週間。その結末はどうなったかというと・・・。
なんと!合格いたしました!!おめでとうございます!!
受かった本人が一番嬉しいはずですが、応援していた私たちも本当に嬉しい!
嬉しさ余って早速合格インタビューをしてみました。以下はその内容です。
─── このたびは合格おめでとうございます!
「ありがとうございます(笑)」
─── とりあえず順を追って話していきますか
「はい。」
試験前の一週間
「とりあえず毎日なにか描いてた気がしますね。」
─── そっかそっか、我々との約束果たしていただけましたか!
「結局一日一作完成させるっていうのは出来なかったんですけど・・・」
─── いやいや、やろうと頑張った時点で9割やったようなもんですよ
「はい(笑)」
試験当日
「特に早起きするわけでもなく、普通に昼ご飯食べてぼちぼち出て・・・」
─── ということは、あんまり緊張してなかった?
「いや緊張はしてました。でも考えたら余計緊張するだけなので・・・。」
─── で、本番はどうだった?
「予想通り、初見のお題なのでぶっつけ勝負でした。」
─── 筆が止まったりはしなかった?
「構想も30分くらいでさっと終わって、後は集中して出来ましたね。」
─── どっか一つのコマにこだわってハマってしまったりもせず?
「とにかく完成さすしかないし、時間との戦いなので。割り切りました。」
─── 腹をくくったと
「はい。後から自分で見たら"この漫画つまらない…"とかは思ったんですけど。」
─── いつもなら納得いくまでやってそうなイメージあるね
「まぁでも試験はそういうものじゃないので。完成させなきゃ意味ないです。」
─── 腹くくって時間内にやる、それってまさに仕事で絵を描く感覚では?
「なるほど。そう言われるとそうかも。」
試験後
「試験終わっても毎日絵ばっかり描いてましたね。」
─── ストイックか(笑)
「4月までにマンガ一本完成させてやろうかなとか思って・・・。」
─── その気迫はどこからやってくるのか・・・
「合格する前提で過ごしてないと不安だったのかも。」
─── あーなるほど、もともと描かないと落ち着かないとこもあるしね
「そうですね。そういうのもあります。」
合格発表
「学校のPCから見ました。クリックしたら"合格しました"とだけ。」
─── 嬉しかった?
「なんかあっけない感じがして、実感なくて。終わった安心感のみですね。」
─── そうかー、周りの人には報告した?
「はい。そしたら皆 "おめでとう!" って。夜は家族がお祝いしてくれました。」
─── お祝いって何か食べに行ったの?
「好物のすき焼きを。その時ですね。ジワジワ嬉しさがこみあげてきたのは。」
─── しみじみ(笑)
今後の予定
「忙しくなりそうです。絵のこととか、お金のこととか。」
─── アルバイトは今はしてないんだっけ?
「はい。でもなにかとお金は必要なので、また決めないと・・・。」
─── 学校には実家から通うの?
「そうですね。2時間かかるんで、そこも大変そうです。」
─── 絵の方はどんな感じ?
「忙しいですよ。今月は公募展〆切間近だし、5月には即売会。あぁ・・・。」
─── なるほど、こりゃ4月からますます自己管理が必要になってくるね
「そうですね。やるしかない。」
─── その意気ですわ、これから色々あるだろうけど、ぼちぼちね!
「はい。がんばります。」
インタビュー前は合格に対する嬉しさばかりが先行していた私ですが、いざインタビューを終えてみると、ここ数か月の彼女自身の成長、彼女自身に現れた変化そのものが、改めて喜ばしく感じられました。
彼女が「絵で生計を立てたい」と言う願いから踏み出した小さな一歩。
その一歩はこれから先の彼女の人生に大きな変化をもたらしたはずです。
中学校で不登校を経験して、通信高校へ入ったこと。
アルバイトやTOB塾での勉強を通じて自分自身と向き合ったこと。
そして芸大の試験に挑戦して、合格をつかみとったこと。
自分の意志で決めたこともあれば、不本意なこともあったと思います。
でもどんなことがあっても、次に踏み出す一歩が前を向いていさえすればいいんじゃないか。
今の彼女の姿を見ているとそんな風に思えてきます。
あらためて、合格&卒塾、おめでとうございます!
TOB塾一同、これからも波乱万丈の絵描き人生を全力で応援しつづけて参ります!
▲ 件の塾生より頂いた絵。メルヘン!4年後が楽しみですね。
あのインタビューから一週間後、とうとうやってきた芸大の試験日。
そして受験後に過ごした二週間。その結末はどうなったかというと・・・。
なんと!合格いたしました!!おめでとうございます!!
受かった本人が一番嬉しいはずですが、応援していた私たちも本当に嬉しい!
嬉しさ余って早速合格インタビューをしてみました。以下はその内容です。
─── このたびは合格おめでとうございます!
「ありがとうございます(笑)」
─── とりあえず順を追って話していきますか
「はい。」
試験前の一週間
「とりあえず毎日なにか描いてた気がしますね。」
─── そっかそっか、我々との約束果たしていただけましたか!
「結局一日一作完成させるっていうのは出来なかったんですけど・・・」
─── いやいや、やろうと頑張った時点で9割やったようなもんですよ
「はい(笑)」
試験当日
「特に早起きするわけでもなく、普通に昼ご飯食べてぼちぼち出て・・・」
─── ということは、あんまり緊張してなかった?
「いや緊張はしてました。でも考えたら余計緊張するだけなので・・・。」
─── で、本番はどうだった?
「予想通り、初見のお題なのでぶっつけ勝負でした。」
─── 筆が止まったりはしなかった?
「構想も30分くらいでさっと終わって、後は集中して出来ましたね。」
─── どっか一つのコマにこだわってハマってしまったりもせず?
「とにかく完成さすしかないし、時間との戦いなので。割り切りました。」
─── 腹をくくったと
「はい。後から自分で見たら"この漫画つまらない…"とかは思ったんですけど。」
─── いつもなら納得いくまでやってそうなイメージあるね
「まぁでも試験はそういうものじゃないので。完成させなきゃ意味ないです。」
─── 腹くくって時間内にやる、それってまさに仕事で絵を描く感覚では?
「なるほど。そう言われるとそうかも。」
試験後
「試験終わっても毎日絵ばっかり描いてましたね。」
─── ストイックか(笑)
「4月までにマンガ一本完成させてやろうかなとか思って・・・。」
─── その気迫はどこからやってくるのか・・・
「合格する前提で過ごしてないと不安だったのかも。」
─── あーなるほど、もともと描かないと落ち着かないとこもあるしね
「そうですね。そういうのもあります。」
合格発表
「学校のPCから見ました。クリックしたら"合格しました"とだけ。」
─── 嬉しかった?
「なんかあっけない感じがして、実感なくて。終わった安心感のみですね。」
─── そうかー、周りの人には報告した?
「はい。そしたら皆 "おめでとう!" って。夜は家族がお祝いしてくれました。」
─── お祝いって何か食べに行ったの?
「好物のすき焼きを。その時ですね。ジワジワ嬉しさがこみあげてきたのは。」
─── しみじみ(笑)
今後の予定
「忙しくなりそうです。絵のこととか、お金のこととか。」
─── アルバイトは今はしてないんだっけ?
「はい。でもなにかとお金は必要なので、また決めないと・・・。」
─── 学校には実家から通うの?
「そうですね。2時間かかるんで、そこも大変そうです。」
─── 絵の方はどんな感じ?
「忙しいですよ。今月は公募展〆切間近だし、5月には即売会。あぁ・・・。」
─── なるほど、こりゃ4月からますます自己管理が必要になってくるね
「そうですね。やるしかない。」
─── その意気ですわ、これから色々あるだろうけど、ぼちぼちね!
「はい。がんばります。」
インタビュー前は合格に対する嬉しさばかりが先行していた私ですが、いざインタビューを終えてみると、ここ数か月の彼女自身の成長、彼女自身に現れた変化そのものが、改めて喜ばしく感じられました。
彼女が「絵で生計を立てたい」と言う願いから踏み出した小さな一歩。
その一歩はこれから先の彼女の人生に大きな変化をもたらしたはずです。
中学校で不登校を経験して、通信高校へ入ったこと。
アルバイトやTOB塾での勉強を通じて自分自身と向き合ったこと。
そして芸大の試験に挑戦して、合格をつかみとったこと。
自分の意志で決めたこともあれば、不本意なこともあったと思います。
でもどんなことがあっても、次に踏み出す一歩が前を向いていさえすればいいんじゃないか。
今の彼女の姿を見ているとそんな風に思えてきます。
あらためて、合格&卒塾、おめでとうございます!
TOB塾一同、これからも波乱万丈の絵描き人生を全力で応援しつづけて参ります!
▲ 件の塾生より頂いた絵。メルヘン!4年後が楽しみですね。