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卒塾生が就職決定の報告に

つい先日技術系の短期大学に進学していた卒塾生が卒業と4月から働きますという報告をしにきてくれました。
 
就職先は自動車業界の設計の仕事とのこと。
 
卒塾のタイミングでは学力面で少し心配はあったのですが、入学後にかなり頑張られたようです。
 
 
こちらに初めて来られた時は通信制高校3年生でアルバイトに明け暮れていた秋頃。
自動車系の専門学校に行くか迷っていたけど、仕事となると興味が持てるか分からず潰しのききやすさを考えると就職面での評判が良いこの春卒業する短期大学の受験に。
 
一般入試を受験することも視野に英数と取り組んでいる中、総合型選抜入試(当時AO入試)でまさかの面接だけで合格。
面接内でも学習面についての心配はされ、合格後は入学後の学習を見据えて数学を中心に取り組む形に。
なんとこの時の数学のレベルは高校入試も危うい中学数学レベル(関数など苦手なところをそのままにした中3の1学期くらい)。一般入試に必要なのは数学ⅠⅡの範囲で特に円と直線、三角関数、微分積分の基本が一通り解けるレベル。
なんとか一般入試組に遅れをとらないように一通り大学入学後に使いそうなところを最短経路で進めつつ、物理基礎も力学の範囲は最低限ポイントをおさえて入学を迎える形になったという流れ。
 
1回生の前期はコロナで完全にオンライン授業。授業自体は丁寧に進めてもらえてたようで、知識がギリギリだった分1回生の時はめちゃくちゃ苦労したとのことだけど、物理や数学も内容が面白く頑張れたそう。
2回生では成績も安定して卒業製作をやりつつ就職活動をやりつつであっという間に2年間が終わったとのお話でした。
 
勉強は1回生の間かなりしたそうだけど、こちらに来て勉強を始めた時も含めて勉強をした期間は約2年間、しかもその勉強が就職に直結している環境ということもあり期間の短さと目的意識から集中して取り組めたという。私自身も理系の環境は知っているが、よくよく考えるとめちゃくちゃコスパの良い進路だなと感じました。
 
生徒自身の頑張りで最終的にはある程度上位の成績を納めてることもあるが、就職活動もかなり面倒を見てもらえたようで、就職が決まったところも学内説明会に来ていた企業。
 
理系の進学は一般的には数Ⅲ、理科1~2科目で英語も必須、進学後は大学の4年間に加えて大学院にも行かないとね、という環境と比べるとだいぶハードルが低い。何より動き出してからのハードルが低いところを見るとこういう選択もありだなと話を聞いていて思いました。

来年度でTOB塾は10年目。
TOB塾から進んだ次のステップの更にその次のステップのお話が定期的に入ってくるようになりました。
バックグラウンドはそれぞれ違いますので、完全に一致している人はなかなか珍しいと思いますが、ロールモデルがあると自分の場合はこんな感じかなと考えて進んでいきやすいかもしれませんね。

この場合どうすればというのがありましたら、相談に乗れるかと思います。
気軽にご相談ください。

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