メディア掲載情報

【プレス掲載】2014年8月31日神戸新聞朝刊

地域と交流 高校中退者向け学習塾
2014年8月31日神戸新聞朝刊



 高校中退者向け学習塾「TOB塾」(西宮市高木西町)を運営する一般社団法人「new-look(ニュー・ルック)」が、塾に隣接する農地で、野菜作りプログラム「となりのはたけ」を始めた。
 高校中退経験を持つ、元高校教員の山口真史さん(33)が2013年5月に同法人を設立した。塾には現在、高卒認定試験や大学受験を目指す15~30歳の生徒10人が在籍。大学生や社会人ボランティア約25人が手伝う。
 塾東側にある農地約300平方メートルを利用し、ほうれん草やタマネギなどを栽培する。収穫量が増えれば、近隣の飲食店に出荷していくという。
 昨年末に高卒認定試験に合格した男子塾生(18)=三田市=は、大学受験に向けて勉強中。「(野菜作りを通して)いろんな人と話ができるのでは」と交流の広がりに期待。山口さんは「(塾生らが)社会とのつながりを実感できるプログラムになれば」と話す。

【石川 翠】

全て見る