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【プレス掲載】2016年4月2日産経新聞夕刊

働く店で出張授業
2016年4月2日産経新聞夕刊



 「夜の店」で働く女性に出張授業をしている塾がある。兵庫県西宮市の高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)専門「TOB塾」(山口真史代表)。もともと高校中退者向けの塾だが、ホステスらに中退者が多いことかを知り、働く店まで出かける出張授業を始めた。「いつまでも夜の仕事ができるわけじゃない」と将来設計を立てる女性らに、山口代表は「次のキャリアがあるということを示し、勇気付けたい」とエールを送る。
 阪神尼崎駅(同県尼崎市)から徒歩数分の繁華街にあるラウンジ。開店前、こんなやり取りが交わされていた。
 「この問題解いてね」
 「えっと」
 「分数の割り算だから、分子と分母を逆さにして・・・」
 「そっか、うん」
 いつも客が座るソファでペンを走らせているのは店員のみらさん(18)。高校を1年で中退していたが、8月の高卒認定試験に向けて毎週火曜日、開店前の約1時間半を利用し、英語や数学、国語、世界史を勉強している。
 もともと山口代表も、高等専門学校を中退していた。同じように退学した友人たちを見て「学校には合わなくても発想が豊かな人は多い」と感じていた。その後、大学に入り、卒業後は私立中学の教員になったが、「学校の枠ではフォローできない生徒がいる」と考え、平成25年、TOB塾を開いた。
 その後、ラウンジ経営者と知り合い、店で働く女性には高校中退者が多いことを知った。昨年6月には、キャバクラで働きながらシングルマザーとして小学生の子を育てる20代の女性が入塾。ニーズがあることも分かり、働く女性に負担が掛らないように、店で勉強する「出張授業」スタイルを発案した。
 ラウンジ経営者を通じて生徒を探していたところ、通信制高校に通うかどうかを迷っていたみらさんが手を挙げた。授業料は2万円(月4回)。みらさんの場合、勤務先が負担してくれているという。
 「いつまでもこの仕事を続けるわけではない。次の仕事に就くときに役立てたい」という、みらさん。働きながらの勉強だが「できない科目もあるけれども、おもしろい」と苦にならない。
 山口代表は「夜の店で働く若者も別の夢や目標を持っている。高卒認定を取ることをきっかけに、次のステップに進んでほしい」と話している。


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