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第1回高卒認定試験が終了!

こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。8/2(木)8/3(金)の二日間にわたり、第1回高卒認定試験が行われました。試験を受けた塾生のみなさんおつかれさまでした!



さて、塾の方には試験当日あたりからポツポツと自己採点勢がやってきたりしています。塾の方でも現在問題用紙が一通りそろったので各教科目を通しているところです。塾生たちの話を聞いたり、twitterの様子を見ていると、どうやら今年は少し難しめに感じる内容だったようです。よくそういった話を聞いたのは科学と人間生活・国語あたりでしょうか。
ともあれ、終わった試験は終わった試験。自己採点の結果がどうあれ、絶対通ったやろという人も、だめそうだという人も、ギリギリわかんなくて不安という人も。すっぱりリフレッシュして新たな日々へ向かっていきたいところ。まだまだ夏も終わってないわけで、何ならちょっとは色々忘れてどこかへ羽を伸ばしてみるのもいいかもしれません。

それでは第1回高卒認定試験おつかれさまでした!第2回の出願は今月末からスタートですので、受ける方は要チェックですよ!

第1回高認試験まであと7日!

こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。もう間もなく8月がやってきます。去年進学した卒塾生たちも、夏休みを前に初めての前期試験でバタバタしているころではないでしょうか。気候も気候なので、体調を崩さず乗り切れるよう祈っております。



さて、8月と言えば第1回高卒認定試験。TOB塾でも高認組はみんなスイッチ入れてがんばっております。
と、同時に。11月には第2回高卒認定試験がありますが、そちらの願書もご用意しました!

第2回高卒認定の出願機関は8月30日(木)~9月13日(木)までの2週間。試験日は11月10日(土)11日(日)の2日間です。



まだ試験までには3ヶ月以上あるので、受ける方は今からでも対策できれば高確率で合格を狙えるかと思います。
第2回高卒認定試験を受ける方は出願期間を逃さないようチェックしておきましょう!



高卒認定試験の概要、出願の方法などについてはこちらをクリック!


出願には願書の取り寄せが必要です。願書はTOB塾でも配布しておりますので、受験を検討されている方はどうぞお気軽にお越しください!「科目免除のことがよくわからない」「科目ごとの勉強法がわからない」といった高卒認定試験に関する困りごとはもちろん、学校・勉強・進路・親子関係などに関するお悩み相談にも対応いたします。



TOB塾での願書の受け取り、高卒認定に関する質問・相談を希望される方はこちらをクリック!


TOB塾では毎年多くの人が高卒認定試験にチャレンジ・合格しています。「高校を途中で辞めてしまった・単位を落としてしまった・高校には進学しなかった」そんな状態からでも大学進学などへの道を切り拓いてくれる高卒認定試験。「ペーパーテストで難しそうだから」と興味はあるけど敬遠されている方、合格に必要なのは思い切ってチャンレジしてみる勇気と、合格点につながる最低限の正しい試験対策だけです。

TOB塾は高卒認定試験を利用して、新たな道へ進もうとする人たちを応援しています。困ったことがあれば、いつでもご相談ください!

午後の登山 in 甲山!

こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。今年は記録的な猛暑ということで、熱中症で倒れる人も多いとか。これからのレジャーシーズン、空調のないところでは日差しや水分に気を配って、健康的に楽しんでいきたいところですね。

さて、レジャーといえば先日は塾のみんなで片道30分ほどのプチ登山を実施しました。



ゴールは関学の裏手から遊歩道を少しだけ登ったところにある甲山森林公園の展望台。開始時間は少し遅めの夕方5時。歩きだした頃はなかなかに暑く、関学の芝生で休憩したり、おしゃべりしたり、ゆるゆるとした道中でした。日の長さ的にもちょうどよい開始時間で、展望台に到着してからは各時間帯の景色をフルコースで味わえました。



この企画、当初は「暑さも避けれて夜景も見れる」という発想でこの時間設定になったのですが、なんと同日に芦屋で花火大会があったようで、夜景をバックに花火を見られるといったオマケも楽しめました。初対面同士の塾生やスタッフたちも居ましたが、それぞれおしゃべりしたり、水鉄砲撃ってみたり、それぞれ好きなように過ごすまったりとした時間。



心なしか、人間じっとしているときより身体を動かしているときのほうが、おしゃべりになれるような気がします。小さな子どもは身体を動かすと思考も活発になるそうですが、意外と大人もそうなのかもしれません。これからは話しづらいことは歩きながら話してみようと思います。以後、僕が「少し歩きながら話しませんか」と言い出したら、それはたぶんなにかを自供しようとしている時です。よろしくお願いします。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

卒塾生とペヤング

こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。先日、昨年度の卒塾生が久しぶりに塾へきてくれました。

最近どうしているのかというと、家から学校がなかなか遠いうえに学校の時間割が思いのほかハードとのこと。
出発は早い日で朝7時台。授業が終わってすぐ寄り道せずに帰ったとしても、家に着いたら夜7時になってるとか。もはや社会人やないか…。
この塾生、もともと高校には進学せずにTOB塾で高卒認定を取得して大学へ進みました。今では顔つきも大人っぽくなり、毎日多忙ながらも充実した日々を送れているようです。よかったよかった。

さて、実はこの数日前に代表の山口が東京へ出張していたのですが「まだ関西では売ってへんらしいから。」という理由だけで買ってきていたお土産が…



これ。パッケージからしてありえないくらいでかく、内容量は通常の3倍。品名も「超」が重なりすぎてパッと見中国土産にしか見えず。
せっかくだしみんなで食べようということで、その卒塾生やちょうど居合わせた講師なども巻き込んで塾内は突発ペヤング大会へと…。
完成品はひと口食べる前の状態と、ひと口食べた後の状態が全くわからず、何口食べればなくなるのだろうという恐怖が芽生えます。

それでも10人ほどでワイワイとやってるうちに3個ほど消費。みんなの胃がペヤングまみれになったところでお開きに。
このペヤング、もう関西でも発売しているそうですので好奇心旺盛な方は一度お試ししてみてはいかがでしょうか。



前向きに日々がんばる卒塾生の様子をお伝えするはずが、半分ペヤングのレビューになってしまいましたが、これからのキャンバスライフもうまくいくようにとTOB塾一同願っております。外大なのでこの先留学も控えていますが、体調にはどうぞお気をつけて!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

保護者会・講師全体会を開催しました

こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。先日の地震では僕の出身の箕面のあたりも一部断水になったとかで。震源以外でも色々あったようですが、皆さんのところは無事でしたでしょうか。

さて、先日6月23日(土)にTOB塾初の試みとなる第1回保護者会が開催されました。今後四半期ごとに年4回開催の予定です。
「塾での子どもの様子が気になる」といった保護者さまの声や、他団体の親の会などの活動を見て、これはうちもやらなくてはと思い立ったわけですが、なにぶん初めてのことなので、まずは保護者さまの意見を仰ごうと事前アンケートをとったり、会のなかでその集計を共有しながら会の方針を定めたりしました。
保護者さまからは会のあり方や、会での活動について沢山の貴重なご意見をいただきました。今回出たご意見を参考に、次回は来てよかったと皆さんに思ってもらえる会にできればなあと思います。

会の後半はフリートーク。初めましての人同士も多かったのですがそこはそれ。家でのことや親子関係などはやはり共通の話題のようで、気づけばなかなかの盛り上がりに。スタッフも一緒に沢山お話させていただきました。
「同じ塾に通っている保護者の人と話せてほっとした」「自分だけじゃないんだなあと安心した」「塾での子どもの様子が聞けてよかった」など色々な声をいただき、会を開催してよかったなあと思いました。今後も来てよかったと言ってもらえる会づくりに励んでいきたいと思います。



また、この日は保護者会終了後、塾講師が集まる月に一度の講師全体会も開催されました。会では塾生の最近の様子や、講師の考えごと、学習の悩みなど色んなことを共有して話しあいます。
この日は2時間半ほどみんなで話し合い、勉強の内容がどうすれば定着するのか、といった勉強の仕方などについて大学生たちの間でも沢山の意見が飛び交っていました。何人寄ればなんとかと言いますが、講師一人の力では行き詰まることも、こういった会を通じてみんなで解決していければ理想的だなあと思いつつ。これからもしっかりと講師一同、しっかりと一歩一歩、塾生と一緒にそれぞれの目標へ歩んでいきます。
保護者さまもどうか温かく見守っていただければと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

それではまた次の記事で!

いじめ不登校とTOB塾と

こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。
実はTOB塾には昨年度末まで、大阪府の公立高校でネットいじめの被害を経験した塾生がいました。その学校は府内でも有数の進学校で、彼は人一倍勉強してやっと合格することができたそうです。


「これから学校で学びたいことが沢山あったのに」
 
入学当初は将来への期待に胸を膨らませていた彼ですが、そんな矢先にツイッターなどSNSを利用したネットいじめに遭い、彼の期待は最悪の形で裏切られたのです。
入塾当初はPTSD(心的外傷後ストレス障害)から活字を見ることもできなかった彼ですが、塾では畑作業で身体を動かしたり、講師や他の塾生たちと話したりしながら、本人の必死の頑張りもあり、2年近くをかけて勉強ができる状態へ回復きました。
 
いじめ被害によって奪われた学習の権利を取り戻したいという思いから、学校長との交渉を続けた結果、入塾から1年目にはTOB塾の授業が、その公立高校で使用できる単位として認められました。これにより彼は同校を卒業することはできたのですが、単位が認定されただけでいじめは認定されないという状態が続いていました。
しかしついに先日12日、同校でツイッターなどによるネットいじめがあったことを認めた第三者審議会の報告書が大阪府教育委員会から公表されました。

 
NHK関西 WEB版「府立高校生不登校 いじめ認定」


▲クリックで記事の詳細が開きます(※掲載期間は1週間です)
 
 
これによって彼がネットいじめによって学習の権利を奪われたこと、それにより不登校になったことが、正式に事実として社会へと発信されたことになります。
私たちもこの発表を受け「学校に行きたくても行けないときに勉強できる場所・学校外の居場所」として、私たちにもできることがあるんだということを、もっとしっかりと発信していきたいと思っています。
 
どうしても学校へ通うことができない場合には、学校長と交渉することによってTOB塾の授業を学校の単位や出席として認めてもらうことができる。こうした実例をもっと多くの人に知ってもらいたいと思います。また、こうした単位認定の取り組みは全国で行われていて、私たちに限らず各地の前例もたくさんあるのです。
 
この記事をお読みの方で、いじめによって学校に通うことができなくなってしまった学生をご存知の方、悩んでいる親御さんをご存知の方、どうかこういった場所も世の中にはあるんだということ、相談できる窓口があるんだということを伝えてあげてください。また、そういった学生に心当たりがない方も「こういう場所が必要だ」と思ったり、私たちの取り組みに賛同してくださる思いがあれば、どうかこの情報を拡散してください。

前途ある若者たちが理不尽な出来事から学びの機会を奪われることがないよう、どうか皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

TOB塾に京都南教室がオープン!

こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。本日はビッグなニュースをお伝えいたします!


 
昨年度の後半から少しずつ準備をしてきたTOB塾京都南教室【◀クリックで教室案内が開きます】が、このたびついにオープンしました!
場所は京都の城陽市、近鉄京都線「寺田」駅のほど近く。西宮本校と同じく一軒家を利用した家庭的な雰囲気の教室です。
 
またありがたいことに、今日の京都新聞朝刊に記事を掲載していただきました。オープンに寄せて、教室長となる阪本の思いなどが語られています。記事の内容は後日TOB塾ホームページ内「メディア掲載情報」に転載する予定ですので、よろしければまたアップロード後にご覧ください。


 
TOB塾もみなさまに支えられてはや5年…。まだ見ぬ土地で新たな始まりを迎えようというところまでやってきました。これからも必要とする人へと、必要とされる情報・人・環境をお届けしていくために日々まい進して参りますので、西宮本校ともども、どうか引き続きみなさまの温かい応援のほどをよろしくお願いいたします。
 
それではまた次の記事でお会いしましょう!

講師たちの集まる場所

こんにちわ!TOB塾スタッフの三上です。最近少し立て込んでおりブログの更新がかなり滞ってしまいましたが、TOB塾では相変わらず塾生もスタッフも元気にやっています。
さて、新年度はTOB塾にとって出会いのシーズンです。新しい塾生はもちろん、これから新たに講師やスタッフとして活躍してくれる大学生たちも集まってきています。


 
  団体説明会を開催しました
 
先月4月28日に西宮市民交流センターの会議室をお借りして、ボランティアとして塾の活動に参加してくださる方へ向けて、団体説明会を行いました。毎年ボランティア募集にご協力くださっている関西学院大学からの新入生を中心に、たくさんの大学生たちにTOB塾の活動を知ってもらうことができました。説明会の開催と告知にご協力くださった皆さま、ありがとうございました。


 
  塾講師の合同研修を実施しました


先日5月13日に大阪を拠点に小中高生向けの個別学習塾を運営されている「桜塾」さんと合同で、塾講師のための合同研修会を行いました。桜塾さんはこれまでもTOB塾と親交があり、はたけのお手伝いなどにも来ていただいたことがあるのですが、こういった研修は今回が初の試みでした。
不登校・高校中退などと関わり深いTOB塾と、小学生から高校生まで幅広く対応できる桜塾。「両者がお互いの長所を学べるように」という塾側の思惑もあったわけですが、それよりも「自分が講師として、人として成長して、もっと塾生たちの力になれるように」とたくさんの塾講師たちが参加してくれました。


 
合同研修会が終わった後は、親交を深めるためにTOB塾で懇親会。みんなでご飯を作って楽しいひと時を過ごしました。
 
こうした行事に刺激を受けて、新たにTOB塾へボランティア登録した新大学生たちのなかから素敵な講師やスタッフが育っていってくれることを願います。また塾講師やスタッフなどのボランティア活動は、大学生に限らず社会人の方でも参加することができます。基本的に年中募集はしておりますので、興味がある方がいましたらぜひ一度ご連絡ください。
 
それではまた次の記事で!

turning point 2018 レポート!



こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。
3月18日(日)梅田スカイビルにて、不登校・高校中退を考えるシンポジウム「ターニングポイント2018」が実施されました。今年で4回目の開催となるこのイベント。来場者は例年より少なかったものの、内容についてはお褒めの言葉も沢山いただきました。少しずつではありますが、より有益な情報を発信できるイベントに育ってきている実感がしています。
ご要望の多いインターネット上での動画公開も検討中ですが、ひとまず記事にて当日の様子をご報告いたします。






  イベントの見どころ


かつて不登校・高校中退の当事者・保護者だった人たちをゲストに迎えて経験談を語ってもらうことで、今困っている人たちが前へ進んでいくためのヒントを探るイベント、ターニングポイント。今年のテーマは「悪態(あくたい)」です。
悪態と言えば一般的には「他者にあたる・目に見える」ものを言いますが、今回のイベントでは「自分にあたる・目には見えない」ものも含めて考えることで、悪態の裏に隠された繊細な心の機微を探ります。






  ゲスト紹介


  ばんちゃん【当事者チーム】
■ プロフィール
学校での勉強に面白さが感じられず、2度高校を中退。当時は遊びたい気持ちが強く、進学や就職という考えはなかった。やがて成人し、就職するときに選択肢の狭さを痛感し、高卒認定や専門資格などを取得した。現在は資格を活かして不動産会社で働きながら、自分なりの武器を磨いて周りの人たちと競い合えるよう、さまざまな勉強をしている。

■ 悪態エピソード
高校を辞めた後は、20歳以上の先輩たちと一緒に遊ぶことが増えた。自分もその人たちのように「お金を稼ぐ」ことが正しいんだと思っていた。バイクの修理販売などで大卒者と同じくらいの額を得られ、自信もあった。自分の力で稼いでるんだからと、家では親が作った食事を食べることもなくなり、親の目も見なくなり、会話もしなくなっていった。

■ その後…
あるとき親が自分に一切怒らなくなった。そして自分を過信して突っ走り、社会に出てみたら通用しないことだらけだった。家も借りれない、社会からの信用がない、就職先がない、人の助言を聞かず失敗する…そんなことを繰り返して初めて自分のしてきたことや状況を思い知った。それでも周りに負けたくはない気持ちがあったから、自分磨きができるようになった。






  にちょさん【当事者チーム】
■ プロフィール
子どもの頃から完璧主義。家族が家を空けるので家事もこなした。進学した高校が家から遠く、勉強や諸々の両立ができなくなりやがてパンク。体調を崩して単位を落としてしまう。学校には最後まで通いながら、在学中に高卒認定を取得した。その後は少しずつ体調を回復させながら大学へ進学。今は大学1回生としてキャンパスライフを送っている。

■ 悪態エピソード
なにかと「こうしなきゃいけない」という理想と、その通りにいかない現実とのギャップに悩むことがあった。人にあたる・人に助けを借りることもよしとせず、爆発するのを抑えるように一人で家で紙風船を折り続けたりしていた。それでも爆発してしまう時は、授業中に突然大声で叫び出すこともあれば、夜寝つけずいきなり窓から飛び降りたこともあった。

■ その後…
小さい頃から親や先生が褒めてくれることが正しいと思っていたけど、高校中退はそれを考え直すきっかけになった。人それぞれ好きなものが違うんだから、社会に認められるものだけが正しいはずはないと思い、それまでの自己完結な性格を抑えて、勇気を出して周りの人に自分の考えを打ち明けて、認めてもらえたから、考え方を変えて楽になることができた。






  なかっち【当事者チーム】
■ プロフィール
中3で勉強に意味を感じられなくなる。親や先生は「いいからやれ」の一点ばりで、反抗期が加速。中卒後に家出し、高校も中退。働きながらストリートミュージシャンとして活動するも、成人を目前にして限界を感じ実家へ戻る。通信高を卒業して大学へ進学し、今は自分が生徒だったころの経験を活かして小学校教員として日々子どもたちと向き合っている。

■ 悪態エピソード
とにかく親が教育に厳しく、怒鳴られる・叩かれるも日常茶飯事。中3からは親に反発するようになり激しい衝突が増えた。親は自分たちが思い描く方向へ子どもを引き戻そうとまくし立ててくるが、そんな風に接されるほど意地になって「自分たちの育て方が間違っていた」と解らせるために家出したり、警察に迎えにきた親を突き飛ばしたりした。

■ その後…
家出してからは「俺は他の同年代のやつとは違う」というプライドだけで生きてきたが、18歳になっても暮らしはよくならず、ストリートで自分の歌を聴いてくれていた人が自殺未遂をしたり、挙句の果てには勤めていた会社が倒産して寮から追い出されたりと進退窮まったときに心が折れて実家に戻った。3年間音信普通だったが、その頃には親も丸くなっていた。






  Mさん【保護者チーム】
■ プロフィール
学校が面白くなくなったという理由で息子が別室登校になり、やがて自主退学。親は「中退」が受け入れられず、進路を早く決めようとするが、本人の気持ちと噛み合わずすれ違いが多かった。このまま一生外に出なかったらどうしようという不安と戦い、本人のタイミングを尊重して見守ったり、人に相談して気を休めたりしているうちに徐々に状況が変わっていった。

■ 悪態エピソード
学校を辞めた次の春から、息子は引きこもってネットゲームばかりするようになり、態度も急激に悪くなっていった。一番ショックだったのは、いつものように「これからどうしていこう」という話をしているときに、スマホをいじりながら「いつまですんねんこの話」と言われたこと。そのときはあまりのショックに泣き崩れてしまい、記憶喪失になった。

■ どうやって向き合ったか
ずっと家のなかで自分だけが息子と向き合っていても、両方が潰れてしまうと感じ、自分がまず外へ出るようにした。趣味をしたり人と話したりすると次第に気が楽になり、家のなかの空気も軽くなった。あるとき息子の幼馴染の友達が家にきて勉強を教えてくれるようになり、高卒認定を取得。やがて本人が自分から大学進学を希望し、TOB塾に通うようになった。






  Hさん【保護者チーム】
■ プロフィール
息子は子どものころから昼夜逆転しやすく、集団生活にもなじめないでいた。高校には進学するも、不登校になり中退。嫌と言ったら聞かない性格なので受け入れたが、引きこもり化などの不安からバイトなどを薦めて余計に本人を追い詰めてしまった。

■ 悪態エピソード
受験が迫っていた頃、本人が全然勉強をしていなかったので追及すると不機嫌になり、態度も悪かったので「あたらないで」と言ったら、顔をグーで殴られた。そのときはショックで「この子ほんまキレやすいな」と腹が立ったが、不登校の頃は人にあたることもなくネットゲームなどをしていたので、人にあたるくらいの気力が出てきたのではと感じた。

■ どうやって向き合ったか
少しでも状況がよくなればという一心で、親の会へ行って勉強したりした。過干渉な自分を変える努力の日々。本人がやる気になったのを見て「うまくいくかも」と期待して、続かない時にショックを受けたりもした。親本意の勝手な期待はせず、本人を信じて待つしかなかった。そんな生活のなかで本人がTOB塾のことを知り、3ヵ月して自分から動き出した。






  各コーナーの様子


  基調講演「中退はスタートだ」
new-look代表・山口による講演です。不登校・高校中退など「学校」という環境になじめないというだけで、そうした人たちが社会から低評価を受けること。また、そうした人たちも自分のやり方・生き方を見つけられる機会さえあれば人生を切り拓けるということ。そうした現実に立ち向かっているnew-lookの活動などを来場者へ発信しました。






  ゲストトークⅠ「悪態からのメッセージ」
当事者チームのゲストたちが、昔の自分の悪態、その背景となった心情などを振り返るコーナーです。司会進行にあわせて話しているうちに、ゲスト同士の間にもさまざまな気付きが起こりました。当時の状況も、家庭環境も異なる3人が、それぞれの過去が今にどうつながっているのかを再確認する様子を、来場者のみなさんに発信しました。






  ゲストトークⅡ「保護者と悪態」
保護者チームのゲストたちが、自分の子どもが不登校になったり高校を中退したとき、また悪態をつかれたときに何を感じたかを振り返るコーナーです。どうやってそうした状況と向き合ってきたのか。答えのない長い長い時間をどんな葛藤を抱えて過ごしていたのか。なにがきっかけで状況が変わったのかを来場者のみなさんに発信しました。






  アフタートーク(交流会)
ゲストトークに出演した5名のゲストや、代表の山口、new-lookのスタッフたちと自由に交流できるコーナーです。設置された各ブースでは、登壇者と来場者が対面してじっくりと話すことができました。特に保護者チームのブースでは「インターネットを調べればそれらしいことを書いているサイトは一杯あるけど、実際に辛い状況を経験した人が目の前にいて、気持ちをわかりあえたのは初めてです。」と涙をこぼされる親御さんもいらっしゃいました。






  イベントを終えて


自分の団体のイベントに限らず、保護者や当事者の話を聞けるイベントにはちょこちょこ顔を出している私ですが、数あるイベントのなかでも今年のターニングポイントはなかなかクセのあるものだったのではないかと思います。

「かつて当事者だった人」×「かつて保護者だった人」

この組み合わせが「他人同士」と言うところがまずひとつ大きな魅力です。実の親や実の子にはなかなか言えないことや聞けないことも、他人同士ならなんでも言ったり聞いたりできます。さらにそこに「悪態」という肴が加わることで、お互いの経験を重ねあわせることでより近く、より深くまで両者が接近できるのでしょう。

イベントが終わった後も、イベントの休憩中も、初対面にも関わらず保護者チームと当事者チームは和気藹々と話をしていました。そんな様子を見ていると、実の親子同士ではないかもしれないけど、渦中ではないかもしれないけど、血縁や時間や色んなものをこえて、不登校・高校中退を体験した親子同士がお互いをわかりあえたような、そんな風景を感じることができました。

思うところがうまく言葉に表せませんが、来場者のみなさまにも似たような手ごたえが残っていればと思います。このイベントが、文字通りゲストや来場者みなさんにとっての一つのターニングポイントになれば最高ですし、そうでなくても、これがきっかけで何かが劇的に変わるものでなくても、この日あったことを心の片隅に留め置いていただければと思います。

長々とした内容になりましたが、以上でturningpoint2018のレポートは終了です。次年度以降どのような形でイベントを継続していくかは未定ですが、これからは年に一回だけではなく、小規模でもある程度コンスタントにイベントを開催していく予定です。TOB塾生や、その保護者の方の話なども発信していければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ご来場くださった方々、またお手伝いしてくださった方々、turningpoint2018にご参加いただき、誠にありがとうございました!

巣立ちの日



こんにちわ。TOB塾スタッフの三上です。
もう年度末ということで、先日TOB塾では毎年恒例のおつかれ会&卒塾式が行われました。

TOB塾で「おつかれ会」と「卒塾式」を同時に行っている理由はいくつかあります。ひとつは、在塾生も卒塾生もみんな1年おつかれさまでしたと、あまり立場を気にせずに色んな人たちが集まれる場を作りたいから。そしてもう一つは「卒塾だから」とあまりかしこまりすぎず、最後までのびのびとしている方が単純にTOB塾らしい。という思いからです。

※ とはいえ「おつかれ会&卒塾式」は言いづらいので良い呼び名を募集中です。

今年も色んな人が集まってくれたこの行事。初対面同士も多かったのですが、とりあえずワイワイ騒ぐ人、そんな人の様子をちょっと離れたところから見て楽しむ人、司会の用意したゲームに夢中になる人、菓子をつまむ人など、まぁほんと思い思いに過ごす感じが相変わらずTOB塾らしいと思いました。



会の後半は卒塾式。卒塾生たちがみんなの前で「TOB塾で思い出に残ったこと」「これからやろうと思うこと」などを発表します。このときばかりは、いつもはゆるい感じの講師たちも、塾に入って間もない在塾生たちも、じっと卒塾生の方を見ています。在塾生たちの胸にも、なにか響くものはあったでしょうか。

やがてスピーチも私が担当した卒塾生の番に。普段あまりかしこまらない彼ですが、今日は人前にも関わらず色々話してくれました。私もいざ彼に言葉を贈ろうと前に立つと、不思議と彼と同じような感じになってしまいました。気恥ずかしいような、性分ではないような。おそらく彼もそんな気分を圧して色々話してくれたのだと思います。
私が彼と過ごした時間が、彼の人生にとって何の足しになるのかまだ私にはわかりません。でも少なくとも、彼と過ごした時間は私にとっては確かな足しになっています。ありがたい限りです。彼にとっても、そうであればいいなと願っています。

少し私事が膨らんでしまいましたが、この話は私を含めてスタッフ・卒塾生・在塾生、すべての人にとっても言えることです。みんながみんな、自分の人生の足しになるものを、TOB塾で過ごした日々のなかに、出会った人のなかに、ぶっちゃけTOB塾とか全く関係ない瞬間のなかにだって、どんどんと見つけていける人になってほしいと思っています。それがTOB塾ですから。



少しうまくまとまらない話になってしまいましたが、今年ももうあと数週間で新年度。人生なんて節目があるだけで、始まりや終わりはあってないようなものです。そこが始まりと思えば目線は前に向きますし、そこが終わりと思えば不思議と足は止まります。
「新しい人生のスタートを応援する」とはTOB塾のキャッチフレーズですが、人生いつでも思い立ったがスタート。これからもそれぞれが、それぞれの道をぼちぼちと進んで行くのだろうと思います。

これから新たな年度を迎えるTOB塾を、どうか皆さま引き続き、暖かく見守っていただければ幸いです。それではまた!

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